偏食観劇屋

色々見たい、偏ったエンタメファン

当日券

で舞台を見たのは初めてです。

思いつきで劇場に行ける距離に住んでる環境でよかったと思います。

立見席でしかも見づらい位置でしたが楽しめましたよ!

ちなみにコクーン席の後ろでした。

夢の遊民社の舞台はナマで見たことはありませんが、高校の時は野田さんの脚本は人気だったのでよく上演されてました。

所狭しと走り回り叫んで笑わせて謎だらけの、野田本の世界を満喫させていただきました。

私はドラマでも舞台でも、好きなタレントが出てるだけでは見る気になれない体質です・・・。

ストーリーに興味を持てないとたとえ演技が光っててもダメ。

ジャニの人たちを好きになって「一応見る」ようにはしてるけど、どんなにタレント本人がかわいくてもステキでも話がイマイチだと集中できなくなります・・・。

なので舞台も、その人がどのくらい好きかよりも、ストーリーがよさそうかどうかで申し込む公演数に差が出る・・・みたいなコトに(苦笑)

あとは共演者。

主役が一人で作るものではないので主役だけが魅力的でもダメですよね。

ステキな役者さんが共演と聞くとついチケット取るのにも熱が入ったりして(苦笑)

できれば出てる人全員魅力的であって欲しい。

(だからクドカンのドラマはすごく好きです)

今までみた舞台の中でこれが1番すべてを楽しめる舞台でした。

(あくまでも私個人の好みですけど)

好きなタレント(役者)がいっぱい出てて、話も面白くて、笑えて、舞台美術も好き。

私がずーーっと見たいと思ってたのはこんな作品だったんだ、って。

ホントはね。

いつも見終わった後に楽しみきれてない自分が申し訳なかった。

自分の好きな人が頑張ってるのに、ファンやその人の仲間が絶賛してるのに共感できない自分。

私も感動したいのに〜とか。

いい演技してるのになんか楽しめないとか。

そう思っちゃうのが申し訳なく・・・。

でもこれ、ホント素直に面白かったです。

こんな作品に出会えた潤くんが羨ましいです。

この話、わかりますか?って言われたら正直わからない。

けど面白くて、どこか泣ける。

私が憧れたものはこんな感じでした。

↓まだ公演は続いてますので隠します。

潤ちゃんのピュアな表情がよかった。

生まれたときの。

堕ちていくときの。

飛んでいるときの。

フライング、凄かったです。

あんなこと実写でできるんですね。

私は最後の飛んでるシーンよりも堕ちてくシーンにフルフルしました。

キレイで悲しい。

萩尾望都さんの漫画の雰囲気にちょっと似てて。

(そういえば野田さんと萩尾さんってどっかで・・・)

舞台美術も好きだったー。

あんな真後ろが開く舞台初めて見た!!

あんなことされたらコクーンでしか上演できませんね。

最初のシーンのあらゆるセットが並べられてるのとか、床にたくさん開けられたせり(?)。

このせり(?)か開いたり閉じたりするときの音がみょ〜に気に入ってしまいました。

あとね。

潤ちゃんが誰かに叩かれたり蹴られたりするシーンで笑いが起こるのに笑った。

ドS番長がやられてるよーー!

富士登頂のサスケと信長が宙づりで蹴りあってるシーンは爆笑でした。

二人とも息上がって、汗だくですから!

そんなのをけっこう延々やってるんですけど野田作品だ〜!!って感じで。

こういうのたまりませんな!

小人達の動きも面白かったですね〜。ヒザ悪くしそうですけど。

南京玉すだれ、あれ子供の頃欲しくてたまらなかったです。

舞台の上で勝村さん&杏ちゃん見れたのがスゴイ嬉しかった!!

堕ちるサスケシーン同様、箱を開けたおまけのシーンも好きです。

杏ちゃん、キレイ。

そして蜷川テイストってことで、青の炎で見た「空の水槽」とか、KITCHENで見た「始まり」方とかデジャビュ

それにしても5人ともそれぞれの持ち味で舞台で活躍しててすごいな、と思いますね。

(ニノの舞台は未体験ですけども)

若干残念なのは私好みの舞台にいるのがサトシさんじゃないところ。

でもまだまだ経験も浅いし、若いのでいろんな人の舞台に挑戦して欲しいな。

まだ決めないで欲しいです。

で、ちょっとづつ私好みの世界に来てくれると嬉しい

追記

「やまびこ」のシーンで客席が声を揃えて返してたのにビックリした、という演劇ファンの方のブログを拝見しました。

私は何のためらいもなく、返しちゃいました。

どうなんですかね?

そういうシーンなんだ、と思ったのでそうしただけなんですが。

私の場合「問いかけられたら答える」クセはJコンサートで身に付いたわけではありませんけども。

(やまびこは別に問いかけではないか

できることなら本意を聞きたいですねー。