偏食観劇屋

色々見たい、偏ったエンタメファン

キサラギ

水曜日だしーということで映画館に。

何かの映画の予告で見て、ちょっとおもしろそうだったのでキサラギを見に行きました。

これが、近年稀に見る面白さで大満足!!

劇場中が笑いっぱなしという不思議な空間になっていたぐらい。

(真後ろの人が爆笑してて若干気になったけど…そんなに??)

自殺したアイドルの一周忌に集まったファンのいわゆるオフ会が始まるのですが「実は自殺じゃない」という一人のメンバーの一言から推理合戦が始まるのですが…。

本当によくできているのです!

伏線も「え?そんのあった??」というような難解なものでなくて、わかりやすい。

先が読めちゃうのを嫌う人もいるみたいですが「先を読ませてあげてる」わかりやすさは疲れないしほんのり優越感を観客に与えると思うんですよね。

分からない人用にうっとおしく解説する必要もないし、スマートだと思います。

男5人だけにしては、くだらない(面白くない)下ネタもないし。

しかも小難しいことがないのに全ての伏線を律儀に拾ってて、ちゃんと知的。

仕事帰りに見るのがちょうどよかったんだろうな。

疲れて帰って気分転換にピッタリだと思います。

好きな役者ばっかりなのもいい。

みんなハマっててそのキャラ設定だけで笑えます!

以下若干のネタバレ

某レビューにも書かれてましたが、アイドル好きにはかなりグッとくるストーリーです(笑)

ま、アイドルに限らなくても大好きな芸能人がいるって人にはわかってもらえると思います。

パンフレットに「手の届かない相手に対して見返りもないのに熱心に応援することは素敵だと思う」という脚本家の言葉が書かれてましたが、そういう「愛」を感じるシーンでいちいち感情移入してしまってジンワリ[emoji:i-241]

だんだん話が進むにつれて、一人疎外感を感じてく家元くんがまた…切なくていいんだよね。

○ダレ垂らして泣いてたからなー。ふふっ

そして最後に5人がたどり着く答え。

ホント、あれはステキです[emoji:i-189][emoji:i-189][emoji:i-189]

あれだけ笑わせておいてこんな素敵な結末って、古沢さんてすごいですね!

で、すっかり感情移入したところにエンドロールのオタ芸…[emoji:i-202]

現実に引き戻されました(苦笑)

それと個人的にハマったのは家元のお宝写真集。

私、男性特有?のマメさっていうか、律儀さっていうか、くだらないことに向ける熱意っていうか、その手のたぐいが大好きなんですけども。

多分、その写真集というのは雑誌の切り抜きだと思うんですけどメチャメチャきれいにファイリングされてるんです。

というか、完璧にアルバムとして作品になってる!

そんなに画面にはっきり映らないので詳細はわからないのですが、非常にオタク的なキレイさなわけですよ。

DVDが出たらじっくり見たい箇所No.1☆ですね♪

次は舞妓は~ん(表記不明)を1000円で見よう♪