やっぱりもう一度!と思って見てきました。
端の方だったけどすごく近い席で、表情がよく見えました。
竹田の運がいいとか悪いとか・・の台詞、涙を浮かべて切々と語るので辛かった。。
2回観て、再々演の時に戦争の跡がかなり残る作品だなぁと思ったことを改めて感じました。
27日に見た時は大劇場に立てなかった人たち、夢を叶えられなかった人たちという印象の方が先行していたけど、山田のお兄さんの話や竹田のお父さんの戦死など、戦争の切なさを強く伝えていました。
前回も夏だっただよね。
再演と初演はどうなんだっけ。
夏に上演する意味ってあるよなぁと思う。
山田のお兄さんの話は、たまたま見た朝ドラを思い出した。
終戦後に生きて帰ってきたのに魂がどこかへ行ってしまったってやつ。
山田がウソをついてたことを白状するシーンでみんな最初は笑ってるんだけど、なぜ虚勢を張ってるかまで言う羽目になった山田の話にみんな黙ってしまう。
山田はもうやけくそだから笑って全部話すんだけど、みんな戦争の切なさを肌で感じてるから笑えない。
竹田のお父さんの戦死通知書も、上山くんのお芝居が切なくて苦しくて。。
普段はサラッと自信たっぷりでどっちかというと切なさはあまり感じない竹田なんだけど、通知を読んで部屋にかけこんだあとの痛々しいほどの姿に涙が止まらなかった。
タオル?で口を覆って声を殺して泣いてるんだもん・・・。
下手席で目の前だったからあれはホントに痛々しかった。
上原が死んだ戦友の墓石に、って語るときもそう。
夢も持てずに亡くなってしまったんだよね。
生き延びた挙げ句、チャラチャラときらびやかなステージに憧れて、毎日歌とダンス。
本当はそれでいいはずなのにどこか申し訳なさがよぎる。
2度目は色々レポを読んで、関係性についてもじっくり見てきた。
確かにらちくんの竹内はリーダー格だよね。
わりと先頭に立ちたがる人っていうか。無意識のリーダー意識がある人だと思う。
けど最後に池田さんに詰め寄るシーンとか見てると、感情的で冷静さを失ってしまうことも。
そこをなだめるのがやっぱり上原で、本当のリーダーはやっぱりこっちなんだなぁと思う。
らちくんの真面目さを特別まっすぐにしたようなキャラだった。融通が利かないっていうか。
マサくんの星野はずいぶんなつっこいな〜って思ったな。
義くんの時の方が別格感があったかも。
なんだかんだみんなに馴染んでたから、寮を出て行く時に俺だってここが居心地いいよって言った時の台詞が本当に痛くて痛くて。
ずるずるいてしまうことは本当はよくないってわかってるのに、みんなといて居心地がよくて、やめるタイミングを失ってしまったんだよね。
だかららちくんはスゴいなって思う。
はっきりと目標があって、PZなんて出させてもらいながらも将来のビジョンを見据えてやめたんだから。
居心地よかったと思うよ。
でもここじゃ叶わないってすぐに気付いたんだろうな。
その意志の強さは本当になかなか出来ないよって思う。
そういうところも竹内のキャラクターが反映されてるのかもなぁ。
らちくん、かわいくって乙女だけど決してフワフワした子じゃないんだよね。
レビューの時は全員ちゃんと見たかったけど、やっぱりらちマサツートップを見てしまったな。
ほんと生き生きと踊って歌ってかっこよかった!!
マサって歌うまくなったよね?ボイトレとか頑張ってるのかなー?
ここのシーンは半分は中の人が出ていて(ダンスや歌の技量とかに)、それがなかなか面白かった。
配役が変わると成績順が変わり、人間関係も変わるこの舞台では中の人の出るシーンは見どころでもある。
吉沢くんは、とにかく懸命という言葉が似合うパフォーマンスだったな。
上手ではないけれど丁寧に踊っていて、頼りないけど信頼できるリーダーっぽさが出ていたな。
上山くんはダンスも歌もいいね!
堂々と自信たっぷりに踊っていて、ウインクなんてしちゃったりして、モテ男っぷりを表現してた。
小林くんと入野くんはあんまり見れなかったな〜>< ごめんね。
板倉くんは、レビューの時はもう感極まっていてウルウルでした。
とにかく必死って感じで踊ってて、ぐっときたなぁ。
カーテンコールの挨拶でもレビューはいっぱいいっぱいで、ついてくのに必死であっちが見えそうになったって言ってた。
もう喋ってるそばからボロボロ。涙いっぱい目に溜めて燃え尽きてた。
このレビューの後の暗転中の星野がねーー。
1回目に見た時からたまらなく切なくって。
床に突っ伏して号泣。
人一倍ステージへの思いと意識が高かったから、色々思ったんだろうな。
単に大劇場に立てなかったということ以上に。
彼に取って宝塚は全てではなかったはずだから。
最後のカーテンコールには裕美さんが出てきました。
またこの人の演出の舞台は見たいな。
健くんの捕虜の舞台もすごくよかった。
BOYS達、沢山の感動をありがとう。