偏食観劇屋

色々見たい、偏ったエンタメファン

リキ、ハルト東京楽

マチネはリキ。

中河内くんの枠でめちゃくちゃいいお席に座れて深くも掘れました。1ありがとうだったけど、目を合わせてくれたから満足!

なんだかもう終わっちゃった感が強くて泣いたりしないのかなーと思ってたけど、結局泣きまくりだった。でも寂しい気持ちはなくて、純粋に作品の良さに泣けたり、リキビリーに泣けた。

リキビリーはリアルビリーすぎて重ねずにいられないんだよね。お父さんとお兄さんに反対されて土下座して頼み込んで受けたオーディション。

こんなのおかしいよ!父ちゃんはなんでも励ましてくれるもんだろ!!

って台詞、どこかの席で聴いてるお父さま、毎回胸に突き刺さってるだろうな。

バレエを禁止された時のリアルすぎる思い。リキは演じる度に乗り越えてきた過去を思い出してるんじゃないのかな、何度でも追体験して、この未来が待ってるんだから絶対に諦めない!!って、毎回毎回思ってるんじゃないかな。

そういえば合格通知を見てダメだったと言ったのは優しさだ、というのをどっかで見かけたけど(5000ポンドもかかるから?)、トニーが結果を知って近づいてくるまでのリキビリーは、突然変わる未来に恐れてるみたいに見えた。嬉しいけど、やっぱり怖い。なかったことにしちゃおうか…

この街とこの街の価値観しか知らないビリーにとっては、外の世界はやっぱり怖いのかもしれない。

ドリームバレエを笑顔で幸せそうに踊るリキビリー、すごくよかった。フライングしてる時もずっと笑顔。思い切り踊れる幸せを噛み締めてた。

ソワレはハルト。

席は遠かったけど、楽しめました。

アングリーは最初から最後までずっとかっこよかった!もう箱が壊れるのは時間の問題ってぐらいの迫力で。

全身全霊だったけど、最後までキッチリ体力残して使い切っていい配分だったんじゃないかな?起き上がって去る時もかっこいい!

それから最近キツそうな顔を毎回見せてたExpressing、ずっといい顔で踊っててああよかったーって思った。楽にちゃんと体調整えて絶好調でやれるのってなかなか難しいことだと思うのに。

ピルエットも決まってたし、ホント絶好調!

ドリームバレエは前からずっと好きだったけど、この前のラジオの話を踏まえて見ると涙が溢れて…バレエのことをヒップホップより好きになったハルトのドリームバレエなんだもん。

椅子のパートもバッチリだし、この前は大貫くんとのシンクロ率半端なかったけど栗山さんともほぼキレイに揃ってた。(栗山さんがすごいのだろうけど)

フライングのキレイさは私は1番だと思ってる。バレエがどんどん上手くなってるのはバレエに対して真摯に向き合ってるからだろうなーって。

今日のドリームバレエは私の宝物になりそうです。

そして最後の見せ場Electricityもカンペキ!

ロンダート、バック転、バック宙決めた時に思わず拍手!!

そうそう、拍手と言えばリキビリー今日の縄跳びカンペキで、ウィルキンソン先生との縄跳び成功した時にガッツポーズ出てたの。思わずちいさく拍手しちゃったよね!Well done!!

東京ファイナルに相応しい2公演を観れて幸せです。2人ともありがとう。