偏食観劇屋

色々見たい、偏ったエンタメファン

アートな冬

石井さん、大野さんに続き本日は鈴木さんの作品を見に行きました。

スズキ・コージさん。

出会ったのは中学の図書館でした。

別役実さんの「山猫理髪店」という本の装丁画の作者でした。

好きすぎて何度も借りて、そのうち毎日図書館に行っては手に取ってました。

ただ、その頃の私にとってそれがすべてで

実は絵本をいっぱい描いてるとかいうことには思いもよらなかったのです。

再会したのは何年もあとの師走あたり。ハンズで。

あれは…1997ぐらいだった?それとも就職してたんだっけ?

何気なくカレンダーを見ていたらとっても懐かしくて大好きな絵を見つけてしまった!

ですが私はなぜだったかお持ち帰りしなかったのです。。。

また今度、と思ったきり年が明けてしまい「来年買おう」ということに。

それが大きな間違いであることが翌年判明します。

探しても探してもない。

数年どこかに置いてないかと気にしてましたがそのうち気持ちも薄れてしまいます。

そしてさらに何年か後。

渋谷の某書店にて運命的に画集に出会います。

そこで初めて絵本を描いているということを知りました。

そしてカレンダーがあの年に1回だけ製作されたということも…。

そんなこんなでついにナマ作品を拝めることになりました。

私はこの人の密度の濃くてきれいないろが大好きなのです。

人物画の表情もかなりツボ。

魔女を描かせたら日本一に違いないっ!

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中に入ると陽気なラテン音楽にのってご本人が楽器を吹きながら踊ってました

絵の具まみれの独特なファッションはまさにスズキさんの絵のよう!

あっけに取られているとご自分でデザインしたスタンプを持って、来場者の顔にペタペタスタンプしてまわります。

そして私もやられました☆

そして気付いたら製作を開始してまして。

買ってきたフレームに自由に色を塗り、中に入れる絵を描き始め。

指で絵の具を塗ったり、筆の柄の先で絵の具を削ったり、

雑誌を切り抜いてコラージュしたり色鉛筆やインクペンや色んな画材を使って

みるみる密度の高い作品が仕上がっていきます。

所要時間、どのくらいだろう??

1時間もかかってないような…。

あっという間に完成し、スタッフを呼んですぐさま展示され値段も付けられてました!

できたてホヤホヤの作品ですよーーー♪

会場の真ん中がアトリエになっていました。

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いいなー。

3枚ぐらい欲しいなー。

いやいやいや。

画集でガマンッ