2部。
見れば見るほどストーリーがどうでもよくなってくる。
なのに引き込まれるっていう、確かに役者の力技でだけ魅せるお芝居だよね。
ホント、演舞場行ったらこの2部をどうにかしてほしいものですね。
私のような無知だと、史実と思って信じちゃうよ><
2部は江田八に集中した。
さくちゃん見たいけど、やっぱりあの話が好きじゃなくて将門一味に興味が持てないの。
私の好みが赤影黒影だったり、八郎太小六だったり、余城とうあんだったりなのよね。
赤影黒影の将門への執着は、狂気を帯びててすごいよかった。
ホント神ちゃんがこんな芸達者とは知らなかったよ。
西の子4人ともホント、器用というか非常に使えるコ達だなぁと思いました。
2人が時間差で果てるシーンは、どっちも会場から拍手。
お芝居の中で拍手を貰うってそうそうないと思う。
ミュージカルだと歌ったり踊ったりで拍手はあるけど、普通のお芝居ではなかなかない。
八郎太小六の小物感もすっごいいい味出してるんだよねー。
チップ&ディールみたいな2人が小銭にキャッキャしてたり、濱ちゃん黒影に首根っこつかまれてジタバタしてみたり、将門が優勢だったらそっちに付くなんて言っちゃって、怒りをかって刀を突きつけられて蒼白になったり(小六とばっちりだけど)、どっちに付くなんてつまんない信念よりお金っていうのもいいんだよね。
わかりやすい小悪党。
八郎太のチャラチャラっぷりはあのくら〜い舞台に一抹の清涼感・・・じゃないや癒し。
お酒飲んでばっかで酔っぱらって足パタパタのかわいいことと言ったら!
ぽやーんとほろ酔い顔でゆ〜らゆ〜ら。
今日のとっくりとの苦戦はあっさりだったけど。
お酒でてこない→覗く→お酒の水滴が目に入る→いってーーーっ!!
そうそう、2部ではとうとうえだちゃんが下手通路を通ったのよーー[emoji:i-237][emoji:i-203][emoji:i-203]
2人でお金の算段しながら捌けてくの、通路通るのはわかってたのに2階からだとすぐ見えなくなるから、後ろの扉かは捌けるとか頭になかったわけです。
考えたら当然そうなるんだけど考えなかった。
だから1人ふがふがしちゃったよーー><
もうライトも当たってなくて暗闇を捌けてくだけなんだけど、ギリギリまで振り返って見つめてしまった。
そっからちょっと浮き足立ってお芝居ちゃんと見れなかった。
だってえだちゃん好きになってから最接近だもの。
通っただけだけど、顔も見えないぐらい暗かったけど。
好き[emoji:i-175]
チャラチャラのくせに最後、八郎太がやられてからの小六がまたいいんだよね。
八郎太と俺の分って銀貨を手から零してしんでくの。
命の代金の安さが切ない。
小モノなりの些細な人生を象徴してるんだけど、その命の軽さが切ないのね。
余城藤庵(勝手に当て字。なんとなくこれが浮かんだから)は治団とつるんでるんだけど、治団の身分も知らなくて結局は2人なんだよね。
大道芸見せて船を盗んで自由にやってる感じ。
MADEにこんな芸達者なこがいたんだ〜って発見。
大河くんは声もいいんだよね。
最後は将門につくんだけど、その過程がちょっと見えないけどそこは治団との関係なのかもしれないし、ただ将門面白いぞ!って思っただけなのかもしれない。
余城と藤庵の最後が別々なのも、他の2人組と違っててアクセントになってる。
藤庵の最期がすっごいいんだよねー。
やられてもこの腐った世の中からお別れできるんだしって割り切ってて、やっぱり切ないんだけどなんの未練もないみたいに言うからああ無情って思う。
俺を切ったらいくらもらえる?って挑発して来いよ!って指をクイクイってする藤庵、イケてる!
結局悪党の切なさの方が好みなんだよね。。。
五郎と三郎が2人でなにか切なさを見せてくれてたらさくちゃんのこともっと見たと思うけど、あの2人はどっちも1人だからそういうシーンはない。
捨十と将門シーン、今日は客席も悪ノリでとうとう将門にお前ら馬鹿!って指差されて怒られた(笑)
あの客席の一体感ってなんだろうねー。
舞台の最中にアドリブのお遊びシーンとはいえ、客席全体で「ひゅーひゅー」言うとかあるの?!
ホントビックリしたよ。
普通の舞台だったら絶対許されないと思うんだけど、一斉に起こったので仕込みかと思うくらい。
まぁあの場に連れて来られたジャニファンじゃないお客さんはモヤっとしたかもしれないけどね。
2回ぐらいそういうシーンがあって、スゴいなって思った。
しかも今回、芝居に戻る時もめちゃくちゃ空気読んで、ここからはホントに本気ってとこで笑いがサッと引いたのも天晴れでした[emoji:i-189]
最期のシーン見ててもシゲさんもきりやまんもいい演技してて、ホント西のコ達やばい!って思った。
どさっと落ちてくる雪の演出は好き。
with love
もうここはえだちゃんがかわいくてかわいくてダメ。
さくちゃんもっと見たいのにチラ見しかできない…立ち位置離れてるし。
宮ちゃんはえだちゃんの後ろに見えるからけっこう双眼鏡でも見てる。
彼もかなりの熱演でいいんだよなー♪
でもえだちゃんの妖精っぷりには敵いませんわ!
ニコニコ笑顔でなんかもう全身で手話なの。
あと彼はとにかく手の方向に顔を向けるのがクセみたいね。
手話ですら美しいさくちゃんはわりと静のイメージだけど、えだちゃんかなり動です。
全身で全力で手話!
最期LOVEになって上を向く時も双眼鏡で見てみたんだけど、なぜかえだちゃん斜め上を見てた。
なーにーー??
最後声だして後ろに捌ける時、やっとえだちゃんみれたよ。
神ちゃんが両腕を水平に上げてぴょんって飛ぶのがかわいくてつい見ちゃってたからさ。
えだちゃんはタダ振り返って何をするでもなく去って行きました。
そういうとこ地味よね。
しばらくしてからのよーいやさーー!!
そのあとかなり客席の拍手が続いたけど2度目はなく。
けどもうあと本公演数回の名残惜しさが伝わった拍手でした。
初の歌舞伎、とにかく2部が楽しめるかどうかだけが心配だった。
心配は心配した通りだったけど、でもここの役者のネツが伝わって結果的にはスゴク楽しめた。
最終的にはファミリー公演諦めるから本公演もう1回みたいってぐらいに。
でも今30日の11:43。
もう今から見つかっても間に合わない。
ホントに昨日のが最後の滝沢歌舞伎2012の2部になった。
DVDが出るのでそれを楽しみにしたい。
あと、まだファミリー公演諦めないぞーー