とってもファンタジーでキュートな作品でした♪
歌もかわいくってよかったし、ダンスも面白くってよかったし、衣装もよかったし、なんといっても美術がいい!
最初、幕が開く前にステージが高いなぁと思って見てて、よく見たら枠があったのね?
この枠はなんだろう??って思ってたら、まるで人形劇のように四方が枠に囲まれてて(その枠もかわいいの!)、
床も左右の壁も、そして天井もキャストの出入りができるようになってる。
キャストはあらゆるところから出てきて、なんだか夢のような。
おんなのこ、なんてっ だいきらい、だ、よっ♪
って歌も歌い方もかわいくてどっか毒があって。
あの2人のキャストもピッタリだよね。
いったい絵本のどこを舞台にするんだろうと思ってたら、忠実に全部だった。
私、白ねことの話だけだと思ってたから意外。
でもこれがまたよかったんだよねーーー。
毎回ねこが死ぬ度に飼い主が泣くんだけど、その涙の表現もいいの。
王様は左右3本のワインをダンサーが持って両側のバケツに中身を空ける。
ワインの涙。
あるいは天井からぶら下がった袋の中に人がいて紙吹雪を巻き散らす。紙吹雪の涙。
このセンスがホントすばらしいなぁと。
あとでパンフを買ったら、演出家のアイデアデッサンが載ってて、その画のセンスも素敵だった!
ねこは死ぬとその枠の外に、出てくるの。
床に消えて正面の枠の下からぽろんって出てくる。
多分枠の外はあの世なんでしょうね。
生演奏もよかったなーーー。
世界観がカンペキに作られた、素敵な舞台でした♪