すごい映画だった・・・
めちゃくちゃ後味ワルい。
けどその余韻に浸りたかったのに、全く別のベクトルで気持ち悪い音楽がエンディングで流れて台無しに><
あれは合わないでしょーー
ああいう気持ち悪さとこの映画の気持ち悪さは違うと思う!
むしろ無音の方が合ってるくらいなのに。
最後に橋の上で初めてにっこりするとうまが印象的だった。
決してニヤリ。じゃなくてニッコリ。
感情を持った殺人鬼。
ヤフーのレビュー見たらあれをニヤリと受け取った人がいたけど。
違うよね。そうじゃない。
ニッコリの笑顔を持てたのに、それでも殺人鬼であることが怖いのに。
本当に救いがなくなってしまった瞬間。
「私のためにやったっていうの?!」
感情も意志も持たない殺人マシーンよりひどい。
あの映画はとうまだけじゃなく、出演者みんな引きずりそうな感じだった。
江口さん演ずる刑事、新人くんが自害のような死に方をして呻くのだけど、本当に狂ったみたいで怖かった。
あれは狂うよな、っていう死に方で。
そして案の定、殺人鬼の彼女に執拗に銃弾を浴びせてた。
とうま演ずるイチロウくんが、あの子に何度も何度も車で轢かれるシーンも壮絶だった。。
ターミネーターばりに不死身だったね。。
体おかしくなりそうなシーンだよね。
長い足が産まれたての子鹿のようでもあったけど^^;
瞬きをしないでと言われたのでしなかったという、目の表情。
いや、表情がないんだけどすごかった。
キラキラ潤む瞳が怖いのなんの!
真っすぐに伸びた背中も異常さを醸し出していたし。
あれはエンタメとは言えないよなぁ。
とにかくうわああああっという映画でした。
なんで源氏物語を見ないでこっちを見るんだろうね、わたしは。
そういうものに惹かれてしまうんかなー?