タイトル合ってる??
お初の劇場世田谷パブリックシアターに行ってきました。
ここの劇場いいね!
客席の作りがワクワクする!!
オケピの部分は普通に前を向いてるんだけど、いわゆる円形な作りで中央に向けて席が並んでて。
2階3階は2〜3列あるんだけど同じ列でも高さが違う。
端に行くほど低くて真ん中が一番高い。
私はど真ん中の3階最後列だったんだけど、たとえ前の人が前のめっててもステージが見える!
そのくらい高低差があってそれは床面の段差でも作ってるんだけどなんと椅子が高いのでした。
高すぎて足がつかないからちゃんと足置きがついてる!
雰囲気もいいし、劇場としてはかなり好き。
多分どの席も見やすいんだろうなぁ〜。
やはり彼は素晴らしい役者ですね。
そして脚本と演出がいい。
まずひとつ大きなことは、アスペルガー症候群についてとてもよくわかること。
剛くんの喋り方、台詞の内容がとってもよく説明していて。
声に感情を乗せるから理解ができないとか、断言するように喋るところとか。
どうしてパニックになるのか、どうして言葉が通じないのか、どうして察してくれないのか。
そういうことがよくわかる。
一番好きなシーンは1人で東京に行くところ。
先生やお父さんの言葉(実際舞台上では寄り添うように横で幸人にアドバイスしてくれる)を思い出しながら、左!右!左!右!と目的地に向かって進んで行くところとか。
ああ、あの先生はとっても彼を理解して見守ってくれているんだなぁって感じる。
観察するんだというお父さんの言葉を胸に思い浮かべながら、電車が入る、人が降りる、人が乗る、電車が出る、電車が入る、人が降りる、人が乗る、電車が出る、を延々5時間も観察し、ついに電車に乗り込んだところは本当にひょいっと乗る、何気ないシーンなんだけど感動した。
他人と話すのは好きじゃないけど道を聞いたり、自動改札を観察で会得して攻略したり。
見ていてドキドキワクワクしてくる!
自動改札のパントマイムもよかったな〜。
扉の役と切符を入れる読み取り機の役の2人でやるんだけど、読み取った後よし!って感じでうなずくのが楽しくて。
あ!読み取ってる!って。
大人たちの勝手さに見てて腹が立ったりもするんだけどね。
そしてカーテンコールにはビックリしました。
全体が幸人の書いた戯曲でそれを演じるという設定になってるのだけど、数学検定のシーンを長々と問題を解く家庭を幸人は書いていて、「そこは長いからカーテンコールで聞きたい人だけ聞いてもらうことにしましょう!」って台詞があって。
そしたら本当にカーテンコールでやった!!
ラップで定理を証明するっていうね!斬新!
しかもアイドルばりのキラキラ衣装で出てくるから何事かと思ったよ!
久しぶりにアイドルなところも見れて1粒で2つの美味しさ♪
周りの共演者もすっごくよかったな〜。
またいい舞台に出て欲しい。
そのとき見に行けるかはわからないけど、楽しみです。