見てきました。
2度目の円形劇場、そしてこれが最後?
円形劇場を本当に360度で使った上演ってそんなにないんですって。
確かに前回見たのは客席を一部潰してちゃんと背中があるステージだった。
でもネバーランドは完全に360度!
キャストたちは観客が出入りする出口から登場する。
途中からは入れませんっていうのはそういうことなのね。
で、すっごく楽しかったのですが、何故か私はこの設定を知っていたのです。。。え?どこで??
ピーターパンが実は未来のフック船長だと言うこと。
フック船長はかつてのピーターパンだと言うこと。
けっこう要になる設定だと思うのですが・・・他で使われてないんだとしたら、社中にハマった時にブログを漁って過去作品のレポを読んだんでしょうか。
とにかくまずピーターパンの影くん!
タイゾウくんがまー身軽で身軽で!見てるだけで楽しいね!アクロバットの数々。
ちっちゃくて華奢で顔もかわいいからホント、子供みたい。
最後の飛ぶシーンはすごかった。
ふわっと飛び上がって暗転!なんだけど、ホントに飛んでいったみたい。上に向かって。
あと全てを知った後、闘いに行くピーターパンに立ちはだかって「死んで欲しくないんだ!」っていう台詞。
ボロ泣きっす。今もウルッときちゃう。
秘密を知った時も誰にも死んで欲しくないんだっていうんだよね。
あの小憎らしい影がさ。
それからフック船長がいいんだよなぁ。
この前の好色一代男のお父さんだよね?
なんちゅーかいい感じの役者顔でとっても魅力的。
ちょっと情けない表情もにやりとした表情もいい〜!とっても!
ウエンディにお母さんになってって言うシーンはマジで言われたくない言葉No.1なのではぁ?!って思ったけど
でもま〜ちょっと見せる弱さがいいよね。キュン!
ほりーけさんとつづーらさん兄弟は、よかったけどツボではなかったな。
でもね、ジョン?が役者をやってるって設定、それから子供たちが就職先見つけた〜!って役者になろうとするところ、なんだかさ、毛利さんがこの劇団を立ち上げた時の思いも込められてるのかな〜って思ったらグッときたよね。
最初、実はそっちの方に展開するのかな?って思ったし。
それと武器を売ってるんだ・・・ってやつ。
このご時世でそれ言われたらもう直結で考えるよね。
そこについては誰も突っ込まないしサラッと過ぎるんだけど、とっても重い。
日本の売った武器で私たちが殺されるんですってやつ。
演劇はいつの時代も社会を映してるね。
ティンクも前作からの役者さん。
この人の笑いのセンスはホント絶妙。しかもかわいいっていう。
で、やっぱりピーターパン!
ちょっとメタボ気味のってもう笑っちゃう〜!!
あの図体でめっちゃ子供っぽい喋り方するんだもん。この前のハンスか!
最後の決闘、剣をさせなくてフック船長に抱きしめられて号泣するのがホント切なかった。
最後はずっと泣きっぱなし。
でも円形劇場、照明がガンガン客席に当たるからちょっと恥ずかしい・・・。
次は3月ですって!
シェイクスピアもの♪
楽しみだな〜♪今度は全員出演して欲しいな。