あいりくんのお父さんが書いてたのがピッタリだった。
できる子を8人揃えたはいいけど、その能力と魅力を発揮するにふさわしい脚本と楽曲ではなかったな~と。
ミュージカル、歌が魅力的じゃなかったらどうしようもない。
うわ~これいいよ~!!っていうのは1つもなかったなぁ。
ダンスはかっこよかったんだけどなぁ。(森君振付)
そしてストーリーがね。なんていうか、こういうのをつまんないというんだろうか。
例えばえび座の初演のむちゃくちゃさとか、ファウストの日本語のおかしさとか
そういう全力否定したくなるようなものではなくて、なんか・・・つまんない。
ひとつは話が全然展開しないこと。
例えばね、リアルタイム2時間の出来事を舞台にするようなものだったら別よ?
でもショーをやろう!それでお金を稼ごうっていうオーディション受けに来たところから始まる舞台で
あの進まなさっぷりはいかがかと思う。
なんかあっちこっちで事件は起こるんだけど、なんていうか全然関係ないの。他のメンバーに。
ある程度の関係性ができてからの病気だったりカミングアウトだったり国に帰らなきゃいけなかったり
素人には付き合ってられねーだったりじゃないの。
8人がまだバラバラのうちに(そう見える)、病気で一人いなくなって、弟のために一人いなくなって。
実際現実はそんなもんかもしれないけどさーー。
こっちはフィクション見にきてるんだよ、エンタメが見たいんだよ。
その後もこれは!ってレポを見つけたんだけど、こういう物語ってちゃんと下調べをして書かないと
単なるファンタジーになっちゃうんだな~って思った。
私がファンタジーが苦手なのがまさにそこで、現実にある「困難」をないことにして話を簡単にしちゃうのがイヤ。
この作品はファンタジーとして書いたわけじゃないだろうに困難に目を向けないからファンタジーになっちゃった。
だいたいね、それぞれに色々な事件が起きる割にどれも深刻じゃないし重要じゃないっていうのがね。
だって白血病だよ?
治らない病気じゃないけど命に関わる病気なのに展開がのんびりすぎてなんだか。
退院したら…って語る口調に深刻さもなくて。
揉め事もあっという間に解決しちゃうし、そのエピソードいる?ってぐらい。
それによって特別絆が深まった風もないし。
なんていうか設定だけ考えてあって、それがちゃんと物語にできてないって感じ。
なのでちっとも話が深まらない。
というのはこれくらいにして。
らちくんのジャニスピリットが少しも色褪せずにあるってことがわかる舞台でした。
今でもやりたいことはPZみたいな芝居とショーなんだな~って。
私は見ててドリボやSHOCKやPZ(1999)を思い出した。
まぁショーをやろうってストーリーはそもそもジャニに多いしね。
何が盛り上がったって、最後のショータイム的なシーンね!
多分ストーリー上は1年後やっとアジアンショーができたってところのシーンなんだろうけどね。
ザッツらちワールドなソロ(自作のやつじゃなかったっけ?)になんと上山くんと風海くんがバックで踊る!!
これは滾る!大変!!
どっからどうみても東山さんか光一さんか滝か亀ちゃん!!
あそこだけもう一回見たい!!
やっぱりね、AUTRIBEとは違うんだよね。ダンスが。
こうでなくちゃ。
2曲目は残りの子達がバックに付くんだけど、藍里くんがらちくんのバックで踊ってるのに
なんだか異常に盛り上がっちゃった。切なさプラスで。
ジャニやめてもまたバックで踊ってるっていうのもあるし、らちくんが元ジャニバックで歌ってるっていうのもあるし。
いてもやめても同じハートを持っていられるって。。
もしかしてらちくんにとってはあの事務所は特異な場所ではなかったのかな。