偏食観劇屋

色々見たい、偏ったエンタメファン

Royal Night Out

なんだか最初からダラダラとゆるっと涙が流れっぱなしだった。

すごくかわいくて楽しくてハラハラもするハッピーな映画だと思うのだけど、でも戦争って、王室で生きるって、ってことを考えてしまって複雑な気持ちになってそれが涙になっちゃった。

パブで父親を馬鹿にされたり。

父親のスピーチを市民の側で聞いたり。

本当はどう思われてるかを知るのって結構怖いことだよな〜と思う。

この話は1945年の春のことで、台詞にも出てきたけど日本ではまだ戦争をしてるんだよね。

その一方、という意味でも切なかった。勝利国と敗戦国ということでも比べてしまう。

それに私も少しは映画なんかを見て、イギリスだってたくさん攻撃されて疎開する子供たちがいたことを知ってる。

だからなんかこのお祭り騒ぎってなんなんだろうなーと思って見てたんだけど、ジャックは海軍で戦場を生で知っていて、それゆえにお祭り騒ぎをする気分になれないんだけど、そういう人物がいるのが救いというか、共感がしやすかった。

父親のスピーチをハラハラしながら見守る家族や市民を見て、英国王のスピーチを思い出し、市民の思いを知るエリザベスには舞台オーディエンスを思い出した。この映画の経験を経てあの女王になるんだな〜としみじみと。なんだかサッチャーとのやりとりを思い出しちゃったな。

そして女優さんがめちゃかわいかったです!!

カナダの女優さんなんですってね〜!!

外国人が他国の女王役ってすごいなと思う。きれいなアクセントだったと評価してる人がいました。