偏食観劇屋

色々見たい、偏ったエンタメファン

ハルト、カズキマチソワ

ハルト→カズキのマチソワでしハルトは残りの手持ちが全部後ろだからどうしても前で見たくて頑張りました。

見切れ席だったけどいつもは見えない表情がたくさん見えて楽しかったです。

ビリーが客席に背を向けてる時ですらなんとなく表情がわかる。ハルトがカンパ受ける時にいちいち小銭を見るのとか、素早く計算してるみたいで楽しかった!だから後で数えなくても幾ら入ったか答えられるのね!みたいな。

ハルトビリーの最大の魅力はくるくる変わる表情。だと私は思ってて、それが合格通知のを開けるくだりでめちゃくちゃ堪能できた。あんなに顔がちゃんと見えるのは見切れ席だったからなので、やっぱりここ選んで正解!ってなりました。

まず、手に取った通知を不安な顔で見る。どんな結果になるかわからないからね。そして封の隙間から中を覗こうと片目つぶって頑張ってるちょっと面白い表情。これがかわいいんだ!そしてビックリしたのは匂いを嗅ぎながら満面の笑みになったの!なんだそれ!面白すぎる!かわいすぎる!!はーいいにおい、みたいな顔。どうしてそうなる?なんだけど、かわいすぎて声出そうになったよ。で、覗こうと必死な父ちゃん達をキッと睨む顔。

これだけでおなかいっぱい!

で、本編ですが、個人的にハイライトはドリームバレエでした。

すっっっつごいシンクロ率だったの!!!

ハルトにこんなドリームバレエ見せられるとは。やっぱりなんでも1番の子だなぁ。

大貫くんとの相性も良いのだろうけど回転の早さまで綺麗に揃ってて、下手席からの眺めは最高だった。特に素晴らしかったのは椅子の背面の周りを2回足を回す→椅子の上で1回転の難しいところ!ここ、そもそも成功率低くて、椅子の背蹴っちゃったりバランス崩したり、すっと踊るオールダービリーに合わせられないことが多いように思うんだけど、カ・ン・ペ・キ!!

こんな見てて気持ちいいことない!

この日の1番良かったシーン聞かれたらドリームバレエって応える。アングリーダンスもエクスプレッシングもエレクトリシティもよかったけど。

そのエレクトリシティ、ハルト的には挑戦が成功した日だったようで、ピルエット4回転だったのだって!!

父ちゃんに被って見えないところあったけど見れてたはずなのになぁ(>_<) 悔しい!

でもエレクトリシティは側宙しっかり高さもあったし終盤のロン→バック転→バック宙も安定してて調子取り戻したな!って思いました。1幕またセリフカミカミで心配したけど、その分2幕がよかった!

夜はカズキ。

これがまた自分の反応が予想外でビックリしちゃった。

オープニングの曲の最後辺りからもう涙が。そこからシャインも歌詞が響いて泣くし、グランマソングにも泣くし、ソリダリティにも泣くし。つまりほぼずっと泣き通し。

プレビュー初日ですらこんなに泣いてないし、ロンドンファイナルですらこんなに泣いてない。ビリーライブを初めて見た、2014年の12月と同じくらい、ビリーが何をしても泣けて泣けてしょうがなかった。

カズキビリーに対して変に思い入れがないからかもしれないなーと思う。ビリーの全てを見逃しちゃならねえ!みたいな使命感がないからこそ、素直に作品の素晴らしさを改めて感じられたのかなと。

先週もカズキビリーを見ていて二階席だったこともあるけど照明の美しさなんかを堪能できて、それもそういうこともあるかなと。最前列で見た時はカズキの年齢とか思いを重ねながらそれはそれで心揺さぶられたのだけど、カズキビリーは私がエリオットに執着する前の私に戻してくれる存在なのかも。

多分それができるのってカズキの歌もダンスもお芝居もレベルが高いからだよなーと。

この日はカズキのドリームバレエもカンペキに揃ってて(椅子のところも!)よかったなぁ。

珍しくエレクトリシティで2回ほどミスがあってさすがのカズキさんも疲れたかな?なんて見てたのだけど、それはそれ。

なのにカテコでキャスト達の方を向いてごめんなさい🙏って感じで手を合わせるから、益岡父ちゃん、グッと来ちゃってカズキを抱き上げてたよヽ(;▽;)ノ

そんなミス些細なことだし、誰に迷惑かけたわけでもないのにね。

それがカズキ。

マチソワしてるとソワレ中にマチネのこと思い出すのもなかなかオツなもので、対照的で面白いなと思ったのがカンパのシーン。ハルトと違ってカズキはずっとカンパしてくれる人を見てる。

このシーン、マチネでハルトの顔が見える席になるまでカンパする方しか見てなかったから、いろんな席で見る発見っていいなぁと、リピる喜びを見出したのでした。