偏食観劇屋

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リツキ卒業、ハルト&リツキファイナル

リツキマイケルを見納めるために行ってきました。

初っ端ならなんだかウルウルしてしまった。リツキはいつもより少しだけアッサリとしたお芝居をしていて、それがなんだか泣けた。本当の最後の最後は時間切れで見れなかったけど、カテコもウルウル目を潤ませてたけどしっかり元気にタップ踏んでて、かっこいいなぁ、かわいいなぁって思ってた。

ハルトビリーとの遠慮のないやり取りも最後。クリスマスシーンではおでこがくっついちゃうくらい迫ったり、エクスプレッシングではお得意のお口パッ!をやって、笑うハルトに自分まで笑っちゃってて。歌声が笑っててかわいかった。

リツキマイケルは、デビューもファイナルも見たことになる。始めっから注目のマイケルだったな。男でパワフルだけど、繊細にビリーへの思いを表現してて。

今日まで楽しませてくれて、心地よい涙をくれてありがとう。

実はハルトにも、ただ見てるだけで泣けてしまった。

カズキ卒業からの、尊敬してますのツイを消し、母管理ではなく母アカウントになった。何かあったと考えざるを得ない。

私たちが思いもしないような、注目を浴びてるからこそのなにかを乗り越えて耐えてきてるだろうな。

ふと、ハルトのお芝居を見ながらトッドがFBに書いた言葉を思い出してた。

どの役だって大事だし頑張ってるし素晴らしいけど、やっぱりビリー役のプレッシャーと尋常じゃない努力はずば抜けてるんだよ。みんながビリーエリオットにはなれない。そう、そのとおり。

なにがあったのかはわからないけどハルトママ、ハルトを守ってね。

ハルトだって、変わりゆく、成長してゆく自分に戸惑ってるはず。普通の子ならそんなこと気づかずに育っちゃうもんだろうけど、彼らは自分の変化に敏感だと思う。昨日出来たことが今日難しい。公演を重ねることで技術やコツは掴んでいくけど、最初と今は自分の身体が違う。コントロールがうまく出来ない。それはみんな同じ。

そんなものを乗り越えて今ここに立ってるのだと思ったら切なくて有り難くて。

この前着地がうまくいかなかったElectricityのバック宙はバック転に変わってた。

ブギーの椅子は柚木さんがやっちゃったかんじだけど、ドリームバレエはすごくいい感じだったのに椅子で落ちちゃって。すぐに持ち直したけど、栗山さんと組んで踊るところのテンポが乱れまくってて心配。

栗山さんとは久しぶり?

もちろんそれでパフォーマンス全体がダメってわけじゃないんだけど、本人が悔しいだろうなと思うとね。

逆にリキやサクヤは上がり調子なのかもしれないね。まだ彼らの年齢的に。

そんな少年の限られた時間の輝きがこの演目の魅力なのだと改めて思った。