偏食観劇屋

色々見たい、偏ったエンタメファン

大千秋楽

みんなが大千秋楽のほうにばかり目を向けるのがわかってたから、私は今日は絶対ハルトのファイナルとして見ようと決めていた。被っちゃったんだからしょうがない。ハルトの前楽を見れなかったんだからしょうがない。

だからまだ全然実感がないの。

カテコ、客席ライトがついて客出しの音楽も流れてから吉田さんが幕前に出てきて今並んでるから待ってと挨拶。

見に来ていた航世や立樹、控えていたのか力、咲哉、唯颯もいて。私服のままごあいさつ。ただ和樹はそこにいなかった。

嬉しいのと切ないのと。複雑でした、正直。

和樹にとって最後はビリーとして生きたことを誇りに思って欲しかった。誇りに思ってると伝えて欲しかった。振り返った時に辛い思い出になって欲しくない。

でももうそれもわからない。

笑顔で顔上げてステージから手を振る君を見たかった。

母国語の公演がこんなにも強いと気付いたのは2回ぐらい見た後だったな。

最初は日本語でも聞き取れなかったり、違和感が拭えなかったりで。それでも感動したから言語なんてなんでもいいんだ、と思ったけど違った。あのダイレクトに心に響く感じは母国語でしか味わえない。

それから、アンサンブルやバレガたち。

こんなにも一人一人のキャラクターを楽しめたのはたくさん見ることができたから。

映画館やBlu-rayで何度見てもビリーしか見れなかったのに、生の舞台では席が変わることで色んなことを発見して色んな人のお芝居を見れた。それでも見切れなかったものもあるけど、最後まで新しい発見があった。

私は平等に語れないし所詮平等になんて見てないから一度も触れてない人もいるけど、どの人もみんな特別です。

日本初演のキャスト達だもの。

ありがとう。

2年間ずっと楽しかったです。