偏食観劇屋

色々見たい、偏ったエンタメファン

レバア

久しぶりの西瓜糖。

じゃのめの衝撃が凄すぎて、また次も見たいと思ってからなんだかんだ何本か見逃してた…やっと!

三津谷くんが出るとわかって慌ててチケットを押さえたからか、とっても良いお席で見れました。いや、三津谷くんの表情がよーく見えるお席だったなー!

そうな今回は終戦後。家も家族も焼かれ、行き場のない人たちが集まった洋館。ヤミ仕事をしてる人たちばかりでみんなな何かを抱えてる。隠してる。

そんな中にまた1人復員兵が。

この関係のない人たちが、ひそかに愛憎で繋がっていて、頼っているというのが面白かったし、ヒリヒリとした。利害関係もあるし、一方的な執着もある。愛でも憎しみでもなく執着という感じがした。紋付の思いは。

凄かったのは、復員兵がぼっちゃんを殺した後事件が発覚して犯人探しになるシーン。黒紋付が平然とウソをつくんだけど、迫真の演技すぎて何もかも目撃してるはずの私たちが騙されそうになるの。ホントだ、黒紋付の言う通り怪しいじゃないか、と。

ぼっちゃんの豹変も小気味よかった。その後の展開も、ああそうなるのかなと思ったけどそうなったことが、私の好きな展開だった。そう上手くはいかない、そんなもんだよ、世の中って。

またいつか。見たいなーと思います。