偏食観劇屋

色々見たい、偏ったエンタメファン

Everybody's talking about Jamie

念願のミュージカルを観てきました。

ツイッターか何かで知って、自分が次にロンドンに行く時までやってるかもわからずだったのが、観れることになり早々にチケットを押さえ、サントラを買い、歌詞の意味を調べ、準備をしてました。

まだ日本語でレポしてるブログもほとんど見つからず、高校生男子がプロムでドラァグクイーンになろうと奮闘する話、実話、ぐらいしかわからず。サントラを聴いてもJamie以外の人物がわからないから、想像で聞いてたので、実際どんなシーンで誰が歌うかを見てビックリ!なんてことも。

なんというか、歌唱以外のシーンは正直そんなに卓越した演出だとかは思わなかった。繋ぎのシーンの音楽の使い方もなんとなく中途半端に感じたし。歌のための展開という気がしないでもない。

んだけど、めちゃくちゃ楽しかったです!

とにかくみんな歌の聞き応えがあるのがね。当たり前なんだろうけど、贅沢に思っちゃいます。ママもプリティもヒューゴも

、もちろんジェイミーもスカッとする歌唱で。そんで結構笑いの絶えない舞台でした。私はほとんどわかんなかったですけどね。

ジェイミー役のジョンくんがねーーめっかわ!なんですよ。パンフを見たらレントのエンジェルもやってた。細くて長い手足を活かしたしなやかなダンスとか、何度も挫けながらも戦ってくジェイミーの姿とか、いちいちかわいくて。

スクリプトを買ったのでもうちょっと予習してまた見に行きたい。だから続いて欲しいなぁ。

ジェイミーはまだ高校生なので、基本激しいメイクでは登場しません。先生に言われてドラァグクイーンのミミミー(この命名も笑った)ではなく、ジェイミーとしてドレスを着る。それがさ、買ったのは赤のロングドレスだったんだけど最終的に白の膝丈ドレスを着て出てくんのよ!激烈可憐なのよ♡やばい。

そういう曲かー!ってなったのはWork of art。先生が1番を歌い、2番はジェイミーが歌うんだけど、そもそも先生が1番は ってのを把握してなくて。ジェイミーを応援する誰かが勇気付けてるのかと思ってたら全然違った。

学校でメイクの練習して上手くいかなくて人前に出られなくなっちゃって友達のプリティに助けを求めるんだけど、それが先生に見つかっちゃうの。で、ピカソの絵みたいに歪んだ顔になったジェイミーに向かって歌う、かなりひどいシーンなのです。意地悪なクラスメイトと一緒になってあなたはピカソだのリキテンスタインのドットだの言ってバカにするんだけど、それを逆手に取って2番からジェイミーが歌い出す。そうだよ、僕はアートだ!ドレスを着た男子は笑い者にされるけど僕はドラァグクイーンだ!!って宣言する。ちょっと泣けるやつなのです。