偏食観劇屋

色々見たい、偏ったエンタメファン

BLUE/ORANGE

面白かった!

3人のバトルもすごかったし、セットというか舞台の使い方作り方が独特で面白かった!

精神科の研修生とスーパーバイザーと患者。

ソンハくんは前回は患者役だったとか。それもすごそうだなぁと思ったけど、今日のクリスの雰囲気は役者さんにぴったり!

1ヶ月治療してきた入院患者を退院させるかさせないかで揉める研修生とスーパーバイザー。スーパーバイザーの方は自分の出世や病院のベッド数が足りないことから早く退院させたくてあれこれ言う。研修生はまだ危険だから退院させられないと言い張る。証拠を見せようと若干強引にテストをし、それを逆手に取られ、解雇の危機に!

自分の正しさを主張するが上司は流石の上手でなかなか切り抜けられないで追い詰められる…

もうこのバトルがすごかったー!

そこに患者も絡んで、自分に有利なことを言わせようと必死。結局彼も保身が大事なのだ。

ついにクリスは病院を出るが、その先の世界はブルーに染まっている…やっぱり研修医の見立てが正しいのでは?

まずね、これはよくあるのだけどステージを両側から挟むように客席がある。テーブルにオレンジと、給水器、空気洗浄機、バケツに雑巾。これらが単なるインテリアではなく何度も使われる。

それからDDDシアターの客席の壁に貼ってある禁煙マーク、出入口の扉、ホワイエ(って広さもないが)。そこまで舞台として成り立っていて使われる。あるシーンでは患者だけがステージに取り残されて2人の言い合いが扉の外で行われる。客席からは見えないんだけど、台詞だけが聞こえてくる。それもちょっとの間じゃなくてかなりの長さ。斬新すぎる!でもこの広さのこの劇場だから成立する演出で、本当に面白いなぁと思った。

そしたらさ、まだみたこともないブリッジシアターが恋しくなったよね…。

今日ある人にも言ったのだけど、今年の観劇の目標は、翻訳物を見ること。毎年何らかのテーマを決めるようにしていて、再演見るなら新作や初見の舞台を見るとか、好きなだけリピするとか、リピは3回までとか、ジャニ出演舞台を広く見るとか。

で今年は翻訳もの。正確にはロンドン生まれの芝居を見ることを目標にしている。それはいつか現地で英語で見るときのため。

夜中に犬…に夢中になれたのは日本で見ていたからだし、やっぱり私の今の英語力では予習なしはキツい。特にストプレは。

お勉強兼ねてて建設的でしょ。