偏食観劇屋

色々見たい、偏ったエンタメファン

天守物語

2011年以来、8年ぶりの上演ですね。

図書様や薄さんとの再会を楽しみに向かいましたとも!

自分の席に座った時、ああ遠いなぁって思ってしまった。あの時は吉祥寺シアターで、前の方でしか見なかったから。ストーリーも記憶から抜けてたところがあってこんなだったかな…なんて最初は入り込めなかったけど、最終的にはなみずが垂らして泣いてしまった。

人間讃歌、慈しみ、ちょっとどストレート過ぎて鼻につきかねない展開。人は弱い、弱いゆえに欲のために家族をも捨てる。けど捨てられた方にしてみたら弱いからごめんなんて言い訳、卑怯だよね。

なのにああ、そうだね、弱いね、仕方ないねってなってしまうのはなんでだろう。

薄さんの台詞は先回って泣いてしまったなぁ。

誰よりも旦那様の言葉を守ってきた薄さんのいう、鳥になりましょうは辛すぎて。切なくて。

太郎くんと殿のシーンはもうちょっと表情の見える席で見たかった。でも前の方が子供っぽい無邪気さを感じたなー太郎くん。

鷹の子は。

今回白い鷹で。

役者さんの雰囲気的に富姫の思いびとというにはちょっと幼いなーって感じたのと、やっぱり人を超えた感は龍介くんのほうがあった。あの鷹は超えられない。