midsummerじゃないんだ!スウェーデン語?
気になって気になって結局見てきました。
いやーーーホラーだね!思ったよりエグかった。けどそのエグさが笑える時があってシュール。
変な映画でした。なんていうか、ドラッグやってるとこうなるんだ、みたいな悪夢。全編。
精神が不安定な妹から不吉なメールが届き(もう無理!お先真っ暗!パパとママも連れてく!)彼氏のクリスチャンに電話で訴えるも、大丈夫としか言ってもらえず、が、不安的中で妹による無理心中で3人とも死んでしまう、そんな主人公のダニーもなんだか最初から不安定な感じ。精神安定剤飲んでるし、例の村でも何度も友達に睡眠薬を分けてもらってるし。
そんな今にも壊れそうなダニーの彼氏は、スウェーデン人、論文書くためにスウェーデンに行きたい人の3人でスウェーデン旅を計画。なんで黙ってたの?と責められて(本人的には責めてない、けどああいうの私ホント苦手…)連れて行く羽目に。
そこがカルトな集団生活してる村だった。
あるあるだけど、外部の人を連れてくのってやっぱり近親相姦があかんからだと思ったのね。そんなの匂わせてたし。ワザと婚約中のカップル引き離すようなこと言ったりさ。
そしたらアッサリみんな殺されちゃって、待って!新しい血はいらないの??もったいなくない??責めて男はいただくものいただいてから殺せばいいじゃんって。そしたら最後の最後に9人生贄にしなきゃいけないとか言い出して、あーなに生贄目的か、ってなった。
ドラッグやってるとこうなるんだ、って思ったのはこの村がみんなでひたすら毎日やってるわけです。お茶とかいいながら。で、なんとなくいつもなにかがぐにゃぐにゃしてる。みんなキメてんの。
ダニーがドラッグやるたびに見る幻覚がなんかおかしいの。最初は木が蛇みたいにニュルニュルしてて気持ちわるーだったのが、手に草が生えてたり足が草になっちゃったり、怖いっちゃ怖いけど、ちょっと面白くない?って。笑ってしまう。
で、ただでさえ弱いダニー、村の人にちょっと親切にされるたびあーこの子、向こう行っちゃうわ、って思ったのだけど意外と真っ当に覚醒して、この村の怖さとか家族のこととか思い出しちゃうのでなかなか行きそうで行かない。
だんだん見てるともどかしくなる。早く行っちゃってよ、となる。この感覚もなんだろうね?
だからなのか、ラスト、クリスチャンを選ぶだろうと(なかば期待して)思ったのが当たってスッキリした。燃え落ちるのを眺めてやっとにっこり微笑んだのを見て、ああ良かったね。って思った。
いやしかし、最中の2人の手を取ってファルセットで歌い出すシーンには吹きそうになったよ。全裸の老若女に囲まれてってのもシュールだし。
なんならボカシすらシュール。ねえ、さっきこの人全裸でカメラに向いてたよ?なんで今、ボカシいる?薄暗い室内なら全裸オッケーなの?太陽の下では🆖なの?日本の映画倫理ってどういう基準??
あ、馬車(馬じゃないから人力車か)みたいなので連れてかれるシーンと花に埋もれるシーンで殺されるなって思っちゃったのは間違いでした。すまない。