偏食観劇屋

色々見たい、偏ったエンタメファン

知恵と希望と極悪キノコ

見てきた。

ストーリー展開としては関西Jr.が映画でやってそうな感じ。見てる途中でなんかこういうの知ってるわーって思った。主役になれないその他大勢が必死に輝こうとする、途中ではシーンカットの危機にも遭いつつ最後は慎ましい花を咲かせる!って、なんか見たことあるんですけど。

そういう意味では馴染みのあるストーリーで、いやではなかったけど、その前の緻密に組まれたドタバタコメディ見てる身としてはなーーんかな。物足りなさは否めない。

あと個人的に駄作(あっ)と思ったのは、下ネタとうんこって言っときゃ笑いが取れると思ってる幼稚さ。加えてあの人は今、的な設定の笑えなさ。

この3つは全然面白くなくて困った!まあでも虚無ってほどではないんだけど。悲哀と卑猥も長すぎて無理があったなーーー。残念!

でもなんつーか、役者さんたちはみなさんとても良い感じで、特にちょこっと出てきたアンサンブルさん達の中ですごくいい声の男性2人がいた。あとキノコ軍団もみんな可愛く見えてくるから不思議。小川くんがあんなにかわいらしい感じだとは思わなかった。キメキメでギター弾いてる印象が強すぎて。すごいかわいい顔してんのね。知らなかった。ま、江田くんには負けるけどー。

江田くん、最初のシーンすっごく良かったなー。イヤホンでエデンの東のテーマ曲聴いてるんだけど、謙虚で穏やかな人柄が溢れてて…。

基本江田くんの役(役名が覚えられない)って控えめで目立たない、江田くんみたいな子なんだけど、最後の映画のお芝居シーンは流石だったな。これまで色々経験積んだ集大成って感じでちゃんと感動させるしっかりしたお芝居。そこは信頼されてのキャスティングかな?だって最後決めなかったら、物語が成立しないもんね。江田くんの役って、実力がないから主役になれない、仕事が取れないって感じじゃないんだよな。そういう意味ではその他大勢ではなくアンサンブルとしてはちゃんと生きてると思う。多分。だから最後はハッピーエンドなんだっていう説得力のあるお芝居をしないといけない。ダイコンじゃダメなの。悲哀出てたよ!

キノコ軍団な江田くんは尋常じゃなくかわいかったし(白ほっぺ)、最後のダンス半分くらい被りっぱて見れなかったけどかっこよかった。ロンバクも披露してくれたし、満足するところもたくさんあったのでトータルでは満足です。

とにかく今は色んな演出家、役者さんと出会ってお仕事して欲しい時期。ちょっとだけ、大野さんで叶えられなかった夢って感じはあるけどね。またこれが何かのきっかけになってくれますように。

2回目ラストはA席で。

ほぼセンターでしかもA席と言っても小さな劇場なので表情も見えて快適だった。むしろ最前列で見た時より江田くんがちゃんと見れた。最前列もサイドだと、役者さんに被って見えないことが結構あったんだよね。肝心のダンスとか見せ場の台詞の時とか、悲しいくらい見えなくて…。

うまい具合に席がばらけてよかった。最前列はやっぱり質感までわかるからそれはそれで楽しみがあるしね。でもこの舞台戦隊ものらしい構図ってもんが大事だったりするので全体が見える席だとまた違った印象があったな。泣けてしまうシーンも、江田くんのお芝居だけじゃなく見え方も重要だったと思うし。

昨日も面白かったけどゆーちゅーばー探偵ののんちゃんの顔が面白くてクセになりそう。あんなコメディセンスのある子がいるんだねー。ってベリーズ工房の知識は名前のみですが。