偏食観劇屋

色々見たい、偏ったエンタメファン

ビリーエリオット2020

前回の反省を生かし、(というか卒業はコロナ禍のため諦めた)全員のデビューを見ようと決め4連続観劇です。

今日はダブルキャストたちのデビュー。

えっと、正直昨日の公演と比較するなら初参加組の方がずーっとよいです!え?ビックリ!

凝り固まったものがないからなのか、いろいろ新鮮だし、こっちだよね、うん!ということが多かった。

まず、ジャッキー父ちゃんとウィルキンソン先生の台詞の間合いとか言い方が、すごくすんなりセリフの意味を捉えやすい言い方なんだよね。昨日特になんだか巻いてる感じがすごくあって、台詞をどんどん言うだけに聞こえたところがあって。

あと初演からの癖だと思うけど、なんかそこでその抑揚と間合いだと意味が通じにくいなと思ってたところがあったんだけど、それをサラッとクリアしてた!どのシーンか覚えてないんだけどウィルキンソン先生のシーンで。

当たり前だけど例えば何かを承諾する時に嫌々なのか、嬉々としてなのかで我々だって言い方が変わるし間合いも変わる、そう言うのを正しく表現してるので、すごく納得できるしスッキリする!

あと単純にみんな声が良くて滑舌がいいから、え?そんな台詞だったんだ…ってぐらいセリフが聞こえてきてすごい。

1番新鮮だったのは、ジャッキーのフォークソング。あんなにちゃんと歌うのは初めて聞いたけどとても良かった。終盤涙で歌えなくなるところとの対比がくっきりしててとても切ない。

利田太一くんのビリーはまだ少し未知数かな?そういうところ、コウセイビリーに似てる気がする。コウセイビリーよりだいぶ落ち着いてるけど。あまり動じないけど、うまくいかないところが多かったかな?緊張してたもかもね。

でもアングリーダンスはすっごくよい。サクちゃんとか、マテオみたいな、子供の絶叫みたいな、こんな子供が…みたいなそういう感じ。こんな目にこんな思いさせちゃいけない!ってなる感じ。

あとバレエダンサーはタップが苦手になりがちという話を聞いたあとだったからか、タップの練習をずっとやってるという映像を見たからか、このナンバーにかける思いを感じてしまって。

割と笑わない方のビリーだなーと思ったのだけどたまに見せる笑顔はホッとする。

そうそう、エレクトリシティ、終盤のアクロバットで側宙入れてきたのびっくりした。何もそんな体力使い切る直前に入れなくても!鬼すぎる!

ブギーでピアノフリップ決めたあとの顔もよかったなー!やったー!って感じで。

みんなのデビュー見るって決めてよかった!