偏食観劇屋

色々見たい、偏ったエンタメファン

航世 東京ファイナル

なんだか本人があっさりしててそんなもんかーって。

私はと言えば確かに寂しい気持ちにはならず、やっぱり大阪があるからなーって。

でもここで見る航世ビリーが最後と思ったら劇場の空間ごと記憶にとどめておきたくて瞬き全然してなかったよ。

航世の描く弧のかたち。ジャンプ。伸びた膝裏。ルルベの力強い足首。

なんだか今日の航世ビリーは、最初からずっとバレエが出来る子だった。今日はそうやるって決めてるみたいに。まだ下手なはずのソリダリティ前半でポイントする時の足首の動きの柔らかくソフトなこと!

アティテュードプロムナードのあげてる足の高いこと!さらにグググッとあげてくるのが本当にニクイね。

あんな子にお前下手くそだよって言われるデビーの気持ちも考えてくださいよーっ。

今日はでも絶好調だな、と思ったら難易度マックスのドリームバレエの椅子のところ、カンペキだった。あまりにもカンペキに出来て、そこが終わった瞬間からめっちゃ嬉しそうにイキイキし出すのが、本当に素直で可愛すぎて…。

いつも以上に笑顔が見れました。

本当にあそこは難しいみたいでカンペキに踊れた回を見たのなんて片手で数えられる程度。背もたれ蹴っちゃったり2回回せなかったり、座面で一回転する前に落ちちゃったり…

まさにね、8回ピルエット回ったらYes!って顔!すっごいよかった!私もめちゃ嬉しいよー

とにかく。

東京公演全22回本当にお疲れ様でした。

そして貴重な時間をビリーエリオットとして生きてくれてありがとう。あなたは私(たち)日本人ビリーエリオットファンの誇りです!