偏食観劇屋

色々見たい、偏ったエンタメファン

アリージャンス

見てきた。

なんだか見てて、ああものすごーくミュージカルだなあとしみじみしてしまった。この前パレードも見たのになんでこんな風に感じたんだろう?と考えてみたら、ビリーエリオットのキャストが3人も出てたからかもしれない。

ビリーはミュージカルあるあるが歌唱の時にない。アリージャンスは正面を向いて歌い上げるシーンがものすごく多いのだけど、そんなミュージカルに3人がいるから思い出してしまったのかも。


みんな歌は素晴らしくて、中河内くんなんてめぐさんとデュエットまであって。よかったのだけど、日系人の、というところにはあまり意味を感じられなくて、戦争はイヤだというところだけは強烈に感じた。なんというか、今は世界がある意味近すぎて、日本人目線で日系人を見るという特殊な感覚がなく、ある日突然敵対国になった国に生きる異国ルーツの人々という感じなんだよな。

そのくせサムの言動にめちゃくちゃアメリカっぽい思考回路だなぁとも感じる。ベトナム戦争映画に描かれるような典型的な、あるいはステレオタイプな若い志願兵。

対するフランキーは、全く別の方向へ戦いを始めるのだけど、こちらはベトナム戦争中の国内で平和をアピールしたヒッピーのような。こちらもあるアメリカ的な人物なのかも。


ところであいりくんが出てることにに幕になるまで気付かなかった。前列センターで顔もよく見えて見ていたのに。あ、あのアメリカ兵あいりくんじゃん!!って。

よくあるけどどうしてすぐ気付かないんだろうなあ、私。