偏食観劇屋

色々見たい、偏ったエンタメファン

The Curious Incident of the Dog in the Night-Time

ナショナルシアターライプ見てきました。

基本は日本版と一緒だけど、やっぱりセットがすごいな〜って思った。

日本版では黒板に描いていた絵は、全部床に。

床は方眼紙の模様になってて、5センチだか区切りの太い線の交点にはLEDが仕込まれてる。

それが道筋になって光ったり映像が映ったり。

びっくりしたのはYouTubeで見たエスカレーターを降りてくシーンを床でやったこと!!

映像見た時は壁かと思って気になってたから。あれ床か〜!!ってなった。

あとね、役者さんたちの身体能力もなんだけど、主演の役者さんがすっごく綺麗な円を描くんだよねぇ!

相当練習したのかな〜?

昔数学の先生が、限りなく正円に近い円をさらっと描いててすごいなと思ったけど。

犬もさらっと描いてたな。

一応ガイドラインが引いてあったけど、あれだけためらいなく描くにはなぞってたら無理。

とかいうところにやたら惹かれました。

どっちかというと日本版の方が寄り添う感じ。

単純にセットの違いが影響あるのかもだけど、東京に出て行く幸人に、実際に先生は寄り添ってた。

本当は心の中で支えになってただけなんだけど、視覚的にも一緒に歩いてて。

UK版の方がさらっとしてた感じ。

あとお母さんの印象が、日本版の方がひどい親って感じがした。

なんつーかよりemotionalってことなのかなぁ?

それとラストシーン。

何にでもなれる!って言ったクリストファーのセリフ、日本版は先生がそうね、って言ったところで終わったように思ったんだけど、そのあと2回、何にでもなれるって言うのね?日本版では希望で終わって、そう!何にでもなれるね!って感想を持ったんだけど、UK版見た時は一人で何度も言うのが、なんだか切なく見えちゃった。

生と映像、見た時期も大分離れてるので何とも言えないけど。