偏食観劇屋

色々見たい、偏ったエンタメファン

スリルミー

スリルミー柿松を観てきた。

またもどうしようかなーと迷って見送ってたんだけど、公演が始まってレポ見ちゃうとやっぱり気になってしまい。

チケット探したらそこそこお安く手に入ったので行ってきました。

まつやレイはなんだか全く幸せそうじゃなかったな。わざと捕まったことを話す時も卑屈そうに笑ってて、らちレイのなんのわだかまりもない笑顔とはちがった。

こちらの方がより人間らしさがあった。

だってあんな犯罪を犯しておいて、らちレイのような穢れのない笑顔を見せるなんてやっぱり常人ではないよ。

彼の方は、実はあまりこに彼の印象がなくて。

ただ柿彼はとても子供だなぁと思った。

犯罪を楽しむ彼の無邪気なこと!

子供を誘う時の愛嬌ややんちゃな雰囲気。

超人と証明するためなら後先を考えない行動。

ある意味とてもかわいらしい人。

気になるのはラストシーンの意味。

幻の彼が現れて優しくレイを呼ぶ、そして突然その幻が消えるのだけど…。

レイはもうこの世に彼がいないことを理解しているのに、どうして幻を見るのか。

彼のいない世界なのに、どうして釈放されることを喜ぶのか。

森に何があるのか。

疲れ果てて、絶望も通り越したような尋問シーンのレイがどうして森であんなに晴れやかなのか。

レイはもしかして彼に会いにいったのかな…つまり死を持って。