錦織さんはもうね、いつものことなのでどういう感じかよくわかってます。
私、つか作品見たことないので影響のほどはわかりませんが、あの早口の喋りと口調、そして昭和ギャク。まあもういいよ、ってならなくはない。
ただ私、舞台で自然なお芝居が正義とは思ってない。ドラマや映画ではやないような台詞回し、舞台だからこそ伝わることってあると思う。特に野田さんの朗々と流れるような台詞はとても好きだしね。
今回もそういうものと思って見てるからイヤじゃないし、むしろ江田くんが声張って、しかも割と綺麗な声で発声してるのを聞けるのが嬉しい。例えば歌舞伎の時の台詞回しに比べたらとてもいいと思う。怒鳴り芸してないし、完全にマイク頼みの舞台向きじゃない呟くような言い回しもない。(舞台でささやくのってめちゃ難易度高いからね)
そこはとてもありがたいな、と。
特に最近江田くんはお芝居することに熱意があるみたいだから、久しぶりに錦織さんの演出でお芝居できたことには感謝したい。
全体的なストーリーとしては、個人的には話のメインがジャニの子達にないというところがちょっと…割と気にくわないかな。
桂馬の辺りはサブメインにはなってるけど、結局社長ファミリーの話だから。
ジャニ(しかも複数)主演で出演者に男子がいっぱいな舞台の脚本書く難しさはふぉ〜ゆ〜舞台を3作見ればわかります。
でも頑張って欲しかったなーー。ちょっとずるい、逃げたなって思っちゃう。
でも音楽はすき。歌詞がおかしいところも、芝居に参加してない子達がスーツでスタンドマイクで入ってくるのとか、なかなか好きよ。中野駅のホームで歌う3人とか。お芝居には関係ありません、ここにはいません的なお約束で出てる感じが。あの辺りのアイデアはごうたさんも関わってるのかなーと。
演出に関しては映像全部いらない。
あれ、錦織さんのアイデアなのかなぁ??いつもあんなことしないよね。錦織さんって芝居は芝居らしく作る人だと思うんだけどな。
安易になんでもビジュアル化しちゃって、しかもその映像画像がどれもなんかダサい…台詞もあるのになんのために絵があるのかわからない。役者さん達の芝居を信じてないのかな?と。
色々応援してます、なシーンだってエプロンみたいな衣装でもいいから全部Jr.出してやった方が面白いのに。39stepsみたいにさ!なんとなく錦織さんっぽくなくてモヤる。
最後の長岡のシーンも、私はあれ見て滝歌舞伎の鷺娘とか紅葉狩思い出したんだけど、あっちはあんなに素敵なのになんでこちらはあんなにダサいのか??不思議。
映像から実体ってのは嫌いじゃないんだけどね。山が謎な感じで点滅してるのもなんか気になるし。
1番げんなりしたのは社長夫婦とみほちゃんべびーのとこね。ほんと余計なお世話だと思う。台詞言ってるしそれくらい絵なんてなくてもわかりますから。逆にイメージ壊されるんだよなー。
あと江田くん絡みでいうと、専務と秘書の茶番にこんな演出か!(←?)って捨て台詞言うの、ほんと江田くんがスベったみたいになるからやめてーーーヽ(;▽;)ノ