偏食観劇屋

色々見たい、偏ったエンタメファン

Liam as Ivan

リアムファンには堪らない役だった!

こんなにキャラクター的にもピッタリで、リアムの身体能力を満喫できるなんて!

初っ端からボリスバレエ団の公演として白タイツで出てくるリアム。女性をリフトしてるのがなんだか新鮮。

その後、舞台裏、いつものお稽古シーンになりお稽古着のリアム登場。短パンですよ、短パンっていうかパンツ?太腿晒して身体能力さらけ出して開脚、ターン、バーレッスン!!眠りではカラもライラックもあんなに着込んでたのに、パンツに裸足、上はボレロっつーの?胸までの短い羽織ものを裾だけ結んでかなりラフ。

それで、ぶつかりそうになった他の踊り子を威嚇したり、ジュリアンのピアノにケチつけたり、振付師やらマネージャー?になんやかんや言ってる、映画の通り、口うるさいプライド高め美意識高めダンサー役なのです!!

これがめちゃくちゃ似合ってる!

本番の公演シーンの途中で袖に捌けて(もちろん客席からは見えてるけど舞台袖という設定)、服を直したりメイクをチェックしたりという仕草がいちいちリアムっぽい。

かなりその仕草で笑いを取ってました!

嫌味っぽい態度とトップダンサーにふさわしい身体能力見せつけてきて、ホントわかりやすくキャラクターが見えてくる。リアムのための役って感じ!本人はどう思ってるかわからないけど、やりやすいに違いない!!

一回だけ同じ役をドミニクがやってるのを見たので言えることだけれど、案外リアムのリフトは安定していて(このために多少鍛えたかも?)見ていて気持ちよかった。ドミニクはあんな華奢でよく王子役をやってるなーという感じ。リアムはスレンダーだけど意外と骨格はしっかりしてて、貧相な感じは全くないの。

あとね、Dimitriというボリスの秘書役の人と恋仲なんだけど、そのイチャイチャシーンがめちゃくちゃ楽しい!!

バカンスシーンの後のパーティ?で、酔っ払いながら踊りまくるシーンからの2人でキャッキャしながらじゃれてるのがかわいいやら楽しそうやら。チュッてキスもするんだけど、ドミニクはやらないんだよね。

NAの面白いところだけど、そうやってキャストによって細かいお芝居が違うんだよねー。私はこの2人のキャッキャしてるのが好きなのでリアムIvan推したい!

そんな高飛車自信家自由奔放なIvanも、役に入ると王子キャラになるのです。The Red Shoesでの役は娘の恋人?役。王子キャラらしいお衣装に柔らかい表情で踊ります。そういう意味でも色んなリアムを堪能できる。

ちなみに劇中劇はもう1つ、天使と悪魔キャラにIvanとIrinaが分かれて踊るというものもあります。この衣装がまたね!体の美しさを存分に堪能できる仕様となってます。

ただ単に次々と衣装を変えて踊りまくるリアムを見るだけでも価値があるけど、何度か見るうちに理解も深まってきて細かい演出にも目が行くようになり、より楽しめた。

とは言え今回はひと役だけなので、2回リアムで計3回見れたから満足です。