偏食観劇屋

色々見たい、偏ったエンタメファン

良い子はみんな

見てきた。

なんとも不思議な舞台…。

精神病院に半ば無理やり軟禁されてる2人。全体的にはシリアスで深刻なのだけど、なんとか業績あげたい精神科医が適当に嘘ついて退院せよと勧めてくるいい加減さ。ひとり息子がパパを助けたくて奮闘する健気さと報われなさ。

セリフにも展開にもちょいちょい笑えるところがあって、客席の本の十数人あるいは数人の笑い声。

大御所登場は緊張感とおかしみが混じって、なんていうかお葬式で笑っちゃう感じってこんなのなのかなーっていう。不謹慎さを感じつつもやっぱりおかしい。

こういう舞台にジャニっこが出てるのが誇らしいし、はっしーはやっぱりこういう、何かあるのがハマるなぁ。屈託のなさすら何かあると感じさせる独特の空気感を持ってる子。

少年サーシャ役の方がめちゃくちゃ切なくてよかった。最初見た時とてもじゃないけど少年になんか見えなかったのに、台詞回しや雰囲気が途中から子供にしか見えなくて。頭のいい子なんだけど子供らしく世の中をまだ知らない感じがすごくよく出てた。

ジワジワくるやつだ。