Twitterで、オーベロンとティターニアを入れ替えて、ロバとオーベロンが恋をする設定に笑うのは果たして同性愛を笑うことになるのか?そういう批判が出てくるのでは?というのを見かけた。
で、お風呂で頭を洗ってるときに不意にそのことを思い出して、イマーシブ語る会で語るために考えてみた。果たして私は、どこかにまだ偏見を持ってて同性愛を笑ってるのか、2人が単に面白くて笑ってるのか、恋ってバカだよねーと笑ってるのか。
ハイトナーのインタビューで、バカになる自由みたいなものを表現しているようなことを言っていてそれがあのお祭り騒ぎかーととても腑に落ちたのだけど、その点でハイトナーはオーベロンとロバ(ボトム)の恋が笑われることは想定してるんじゃないかと思った。それはゲイを笑うことじゃなくて、恋するとみんなこんなにバカになるしバカになったらいいんだ、でもバカは笑われるよねええ!ってことなのかと。それは同性だろうが異性だろうが一緒で、どっちも恋に落ちたら同じくらいバカになるって意味ではなかろうかと。
元々の夏の夜の夢は恋でバカになる若者たちを楽しく描いたものなら、異性同士の恋をまずバカにするベースがあると思うんだよね。そこに敢えて同性の組み合わせを入れ込んで、どっかの誰かが何か著しく変わったことみたいに捉えてる同性愛も、別におんなじくらいバカじゃん、変わんないじゃん!そもそもどんな恋だってバカじゃん!って言ってるのかなと。バカのダイバーシティ?もしこの作品を見て同性愛の部分を笑った人がいたとしても待って!異性愛も十分バカだから!って見せたいのかなと。
間に一瞬差し込まれる、ヘレナとハーミア、ディミートリアスとライサンダー間の恋?の雑さもほら、みんな一緒って言われてる気がする。
もしかしたら同性愛を笑った人もいつのまにかおまいらみんなバカだなって、どの恋も笑ってしまうのを狙ってるんじゃないかなって。
わかんないけどね!