偏食観劇屋

色々見たい、偏ったエンタメファン

ビリーエリオット2020

デニスの2回目、セイシロウの2回目。

この2人の組み合わせも良かった。カイルとのペアもぜひ見たいけど歌がしっかり聞き応えあってexpressが楽しい!やっぱりマイケルは歌うまが良いよなぁと。ジアンのお芝居も良いけどね。あとの2人も2回目からどんなふうに感じるか楽しみ。

デニスはデビュー公演から落ち着いててベテラン臭がしてたけど、さらに諸々安定してきてほとんどパーフェクト!縄跳びも、やっぱりあれでも初日は緊張してたのかな?ってぐらい安定してたし、スワンとエレクトラシティの椅子の上の回転も落ち着いてクリア。歌もお芝居も良くてなんて無敵すぎる。

どうも巷では人気高いビリーみたいだけど納得。

今日は近い席だったので表情がよく見えたのだけどすでにシャインの時からなんだか楽しそうで、こりゃ来週も来ちゃうわと思った。クソが、とか言ってるけどあんた楽しそうよ!笑ってるわけじゃないんだけどなんだろうな。

あと安蘭さんはなんで初演にいなかったのか不思議なくらいウィルキンソン先生だと思う。美しい人なのに場末感がピッタリ!声が上手いんだと思う。

柚木さんのリードの完璧さ(どんなビリーだって最高に美しく踊らせてあげちゃうよ!って感じ)や、トニーとアングリー前に言い合う感じは好みなんだけどね。あの言い合い、舞台ではちょっと分かりづらいけど映画だと話の内容がどうというより、大人達が殺気立って大声で怒鳴り合ってることへの、子供のストレスが表現されてる。なんでこんなことになってるのか全然わかんないのに(サッチャーって何したん?)、何にも説明してくれなくて怒ってて、理不尽さを感じてるそういうのも含めて爆発したアングリーだから。安蘭さんの場合ちょっと分別ありすぎる感じが出ちゃってるのよね。柚木さんみたいにギャンギャンブチギレて欲しい。

でもそれぞれの役の解釈にはハマってて、その捉え方の違いが面白い。スターの座に手を触れかけたウィルキンソン先生と、全然程遠いところにいるのに勘違いしてるウィルキンソン先生。

やはり見るたびに面白い。