今日はダブルキャストたちの東京楽で、出日寿ビリーの日。あっという間にここまで来てしまった。やっぱり半減した公演なので短い。
出日寿ビリー、いつからあんなにエクスプレス自由にやるようになったのか。ドレスかぶって踊るところで元の振り付けと全然違うことしていた。マイケルとももちろん合ってないんだけど、はしゃいで楽しそうでみんな違ってみんないいからとってもアリだったし見てて楽しかったから多分正解！
シャインでウィルキンソン先生に座られるまで結構チャキチャキと楽しそうに踊ってて最初っからダンス好きなビリーだったり。ソリダリティのアティテュードプロムナードもこんなのならできるよって顔してやってるのおかしくて。ピルエットは難しそうな顔してやってたけど。どこかからなのか、今日だけなのかわからないけどすごく自由で出日寿だけのビリーになっていたと思う。
ブギーで柚希さんのダンスはここ数回見るようにしてる。やっぱりかっこいいな！側転めちゃきれいだし。今日はやけにウィルキンソン先生に感情移入してしまい、ソリダリティでは出日寿やビリーにではなく、ビリーという逸材に出会ってしまったウィルキンソン先生の気持ちが伝わってきて泣いてしまった。初演の時よりずっと良い。
アングリーの捌け方がえらいかっこよくて、ひざ払って去ってく前に客席の方もう一度ぐるりと睨みつけて去っていった。初回に見た時タップは弱いなと思ったのに、弱そうなそぶりが全くないのか凄い。得意分野はより素晴らしく、得意でない分野もより素晴らしく見せられる凄さ。舞台なれしてるとこうも違うかと思う。
ドリームバレエの美しさったらなかった。フライング前の優美な腕の動きは鳥さえ超えた美しさ。フライング中もそれはそれは美しかったし、オールダーとニコニコ向かい合って蜜月タイムも最高に良い。椅子の背中を脚で2回しした後のターン、笑顔もあってツアーのオールダービリーを思い出した。
エレクトリシティも見た中で最高の出来！またも優勝！本人も満足だったろうな。最後はピルエット5回転。で、ラスト決めポーズ後の益岡父ちゃんの顔見たら泣くしかない。お前やりやがったな！的ないい顔してた！あの距離で見られるのがうらやましい。
慈杏マイケルのキスされてまたな、って言われる辺りまで微笑み残した表情なのに、不意に悲しげにまたな、っていうのもとてもよかった。マイケルズはビリーズみたいに最初から出来上がってない分、ちょっとずつの成長を慎重に見つけるのが楽しかったし、願わくば7月に始まってたらなぁと思う。そしたら今頃はもっと役を掴んでもっと繊細にいろんな感情を見せてくれただろうに。
今回は中河内くんの東京楽を見に行ったのだけど、中河内くんのトニーはいつもブレる。というと言い方が悪いけど、試行錯誤を繰り返してて、どの解釈も間違いとは思わないんだけど、今日それを採用した理由は？というのが気になってしょうがないトニー。表現したいものがたくさんありすぎるのかな？良いことなのか悪いことなのか私にはわからないけど、そういう解釈もありなのか！という気づきをくれる。
今日はジャッキーのフォークソングで、ここを離れないという歌詞にうなづいてた。
そういえばここ、根岸おばあちゃんはいつも辛そうな顔してるんだよね。父ちゃんはの遠慮のなさは親子だから？とも思うんだけどここ見てるとサラの母親なのかなーと感じる。切ない。
スウィングさん強化デイのおかげでスウィングさんたちが気になりすぎ、今日もまたワンシーン発見！スト破りを囲んでワーワーやってる時に加賀谷さんいた。フルメンバーの時はクリスマスの上手で3人賑やかなのをついつい見ちゃう。
今日初めて友人たちと終演後ゆっくり話をしてきたのだけど、初演が特別、初演が何より大事、という気持ちは消えてしまったかも。連投の人たちが多いのもあるかもだけど、新しく参加した方々も素晴らしくて魅力的で。フィナーレでバレガたちを優しく見守ってる大人キャストの柔らかな表情、すっごく素敵だし、この苦境を乗り越えて団結した彼らは彼らで誰とも比べられない素晴らしさがある。
まだ明日、まだ大阪もある。
どうか無事に幕が降りますよう！
