偏食観劇屋

色々見たい、偏ったエンタメファン

ビリーエリオット2020

元々何となく最後見れればいいか、と前楽と楽しか取ってなかったけど調のファイナルを見れてよかった。私のイチオシだしね!

カテコ、キラキラの笑顔のまま泣いてる調が愛おしすぎて。子供みたいに(子供だけど)涙拭ってるのキュンとする。やっぱり調のお顔が好き。かわいい。

エレクトリシティはいつも通り全力で、ピルエットは3回転いったかな?


荷造り始める前に仕込んできたのか父ちゃんとビリーが何やら手遊びみたいなことしてて笑っちゃった。基本ビリーでアドリブするの嫌いだけどあれはアリかな?最後だからなんかやろうってなったんでしょうきっと。仲良し親子。


バレエ教室に乗り込んできた父ちゃんの気持ちに初めて共感した。息子に裏切られたと思ったんだよね。親の苦労も知らないで、と情けない気持ちになったんだろうと。多分もうすでに厳しい状況になってて、子供の相手もしていられない、ジョージに任せておけば大丈夫と思って安心してたのに。その時の父ちゃんにとってそれが正しかったから。


大人達のお芝居がまた2週間経って変わっていた。初参加チームは比較的ブレずにやってたけど、再演チームを見たりしてなにか感じたのかな?良くなったとか悪くなったとかではないけどあ、違うなって思った。

調も少し、なんというか声が強くなった気がする。少し前よりも強気なビリー。大阪のホーム感のせい?わからないけど。

相変わらず表情豊かで今も汗だくで一生懸命。健気でグッとくる。エレクトリシティは歌い方も少し変わってた。耳の奥で♪の辺り、より丁寧になった感じ。最後のエレクトリシティ大切に歌ったのかな。


シャイン、何となく今日はウィルキンソン先生ばかり見てだのだけど、強引なまでにポジティブな姿になんだか泣けて泣けて前向きすぎるものに胡散臭さを感じがちな私だけど、なんというか、あの場末感、ほんのりと退廃的な中で半ば無理矢理ポジティブになれと言ってくる歌声が、必死のエールに感じてしまった。バレガ達はみんな家族が困窮してて自分達だって簡単に夢を見れないような状況の中にいる。そんな子達に色々あるだろうけどとにかく輝け!って激励がたまらんな。大人の優しさかな。何か少しでも与えたいという祈りのような。


こうたろマイケルの、待ちなよ!って言っちゃった後にちょっと迷ってる表情するの良かったなー。「好き」っていうわけじゃないけど告白シーンだしカミングアウトシーンだもん、やっぱり少し怖いよね。


カテコで全員で出た時に、奥から指差して激励してる加賀谷さんが素敵だったな。そういえばソリダリティの警官の立ち位置と出演者で混乱してたら東京終盤は板垣さんが怪我なのか何なのか、ずっと加賀谷さんが入っていたそう。そういやフィナーレのタップもだ、って思い出した。リアルにスウィングさんが機能していたんだね。素晴らしい制度。


調のファイナルだけど、なんだかんだ私もいつも通り作品を楽しんだ感じ。さあ後2公演のみ!