偏食観劇屋

色々見たい、偏ったエンタメファン

ジェイミーミュージカル

やっと見てきた!


今日は公演後になんかトークイベントがあったのだけど(知らなかった)そこにいたエイトくんという子が個人的に気になった!ちっこくてかわいい。特技はバック転って言ってだけどやるフリしただけの子。まだお芝居の世界に入ったばかりでベテランだらけのこの舞台、とんでもないところに投げ込まれたと思ったそう。愛嬌は完璧なので頑張って!

それからすずきえみこさん?が言っててずしーんと来たのが、彼女まだ出演舞台が完走できたことがないんだって。もちろんまだそんなに出てないからでもあるんだろうけど、切ないなぁって思った。だから今回は完走したい!と。今日はクラスメイトのうちの5人のトークだったのだけど、みんな今やれてることが奇跡とかありがたいとかいつ千秋楽が来てしまうかわからないとか言っていた。

それが客席にも伝わってマナーを守ってくれるといいね。


さて。

今日はウィンジェイミー。私はwジェイミーを見ることと、オールダービリーこと永野さんを見るのが目的です。

ウィンくんはキュートな人だね。なんだかんだクラスメイトをみんな惹きつけちゃう説得力がある。すごくかわいいし、歌声もジェイミーの雰囲気にあってて良い。ファンだったらめちゃくちゃ通いたい!まだふうくん見てないのにウィンくんで締めたいなーなんて思ってしまった。笑ってても泣きそうになってても怒っても全部よい。

永野さんは今日は紫の人だったのだけど、細身のボディにキツめのメイクが似合ってて。割とセクシーな衣装が多くて二の腕の細い筋肉がたまらなかった!脇の下のくぼみからの二の腕裏側の筋肉の膨らみがめちゃくちゃ美しくて。何より楽しそう!

いずみんも楽しんでたなぁ!最近おっさんぽい感じしか見てなかったけどえらいノリノリでかわいかった!かわいこぶってた(*⁰▿⁰*)でもちょいと丸い体型とあまりにハマってたのでこれを永野さんがやるって想像つかない…楽しみ!

そういや吉野さんいないんだーって思ったのはしばらくしてから。永野さんがライカやる時はいる?


ストーリーは、スクリプトのおかげで発見は少なかったな。ただ英語なのでちゃんとしっかり読めたわけではないので、プリティが最後にディーンにあんな辛辣なことを言ってたなんて知らなかった。あとミスヘッジが眉毛描き練習してたジェイミーに向かって学校中に見せなきゃみたいな意地悪言ってたのも。


逆に私が初めて見た時ロコシャネルの物語は浮気男との話と捉えててその後歌詞をちゃんと読んでからピンハネ男か!となったのだけど、やっぱり浮気の部分の方が致命的だったのか?と。言語より視覚で得られる情報の方が正確とは(^^;;


歌詞は心配してた通りほとんどメロディにハマってなくて残念だったなあ。確かにめちゃくちゃ難しいと思う。特に一曲目なんてかなり高速で詰め込まれてるから、日本語ののんびりな音数では英語の1/4くらいしか乗せられない。

その中でもここはよくハメたなと思ったのは太陽にキスしよう♬とジェイミーが主役♬

前者はほぼ意味もそのままで変わった言葉は使ってないのでハメたというよりハマったのかな。後者はI'm gonna be the oneなので、これは上手くハメだと思う!ジェイミーだけでない歌詞というところも上手く使えてる。←めちゃ偉そうな上から目線だね(^^;;

ソーセージは笑った。がきんちょすぎて!!

訳詞で言葉のチョイスとしてものすごーく違和感あったのはやはり"我が子"。He's my sonなんだけど、我が子と訳しておきながら結局英語歌詞でもうたっちゃってるのでそのまま全部残せばよかったのにと思う。他の部分で私の子、と歌ってるし、他にも英語歌詞残してる曲があるし。あんなに無理無理な日本語当てることなかったんじゃないかな?

マーガレットの歌で言うとIf I met myself againは日本の演出の方が好きだった。UK版は突然2人の若い男女が出てきてペアダンスを踊るんだけどそれがなんだダサかったんだよね。嵐のone loveに出てきたペアダンスみたいな。

この舞台全体にあるモダンさに全くハマってなくて、まあそれはマーガレットと元旦那の若い頃のイメージだからモダンじゃなくてもしょうがないのだけどいやでもダサい…。

日本版は若いマーガレットだけが出てきて変なダンスもなく、マーガレットとほぼ同じ動きで幸せだった時を表現してる。一方マーガレットは苦悩を表現してて同じ動きなのに対比してるのが面白いなぁと思った。

あーでも、マーガレットとジェイミーの仲直りのシーンは逆にダサかったなぁ。あんな手を繋ぎっぱなしで歌ってたっけ??


limited editionもなんだっけ?メロディに全くハマらない日本語になっててうおおおう!と思いました。なのにその後プロムナイトスペシャル♬って原曲の歌詞で歌ってるし!そこ丸っと英語でよくないか??never too muchをトゥーマッチなくらいがいいって訳したのはとても良かったのに。

他にも聞いててハマりの悪いところたくさんあって、亜子さーん!って心の叫びが…。


そしてもう一つ、私が好きな歌詞でこだわって欲しかったところがイマイチな仕上がりでガッカリしたのがあって。ビルトインスプーン付きのアイスクリームのくだりはもうYouTubeで見て諦めてたけど、"闇を照らすスポットライト"じゃないんだよなああ!!!

スポットライトって歌詞何度か出てくるのでとても重要なんだけど、"闇を照らすのではなく闇を抜けてスポットライトの中へ"出て行くのよ。ジェイミーが自分の足で。闇にいたらスポットライトが照らしてくれたわけじゃないの。舞台袖の暗闇から自分でステージに出るの。そこ大事だと私は思うしすごく好きな歌詞なのにえええええっ!


なんかダメ出しばっかりに見えるけど、舞台そのものは楽しかったしちょっぴり泣けた。それにUK版よりジェイミーに寄り添えた。UK版はもうひたすらに母の心境で見てたんだよね。ひたすらマーガレット目線。それがあんなに自分と歳の離れてるジェイミーやクラスメイトの方に寄り添えたのは、日本語台本書いたひとや演じたキャスト達の力だと思う。


今度再演する時はきっともっと見たい人も増えるからせめて2ヶ月公演にしてちゃんとセットも作ってもらえるといいなぁ!