偏食観劇屋

色々見たい、偏ったエンタメファン

カタチ

なんとも感想が言いづらい舞台だった。

役者さんがみな達者で(江田くんがその中では見劣りしてしまった。発声が全然違うのね)、脚本もストーリーもしっかり出来てて、ちょっと暗転が多くて映像っぽい間の取り方は気になったけど作品をダメにしてるほどではなくて。

ただギュッと掴まれるところのない作品かなぁ?もう一回見たいとならないというか。もう一回見るけど。かと言ってつまらないとか金返せ案件でないことは確か。

 

なんだろう。

 

種明かしの部分と前半の物語と、伏線はあるにはあるけど弱いというか、驚きがなかったかなー。伏線回収していくときのだからかー!みたいなアハ体験?そういうの欲しかったのかもしれない。

実は知ってるもの同士が見つめ合ったり見つめたり、でもそれだけ??っていう。もう一度見たらもう少し回収できるものがあるのかもしれないけど。

 

あと虫好きな人の描写はなんとなく不愉快な感じがした。操作を撹乱するためのキャラクターなのかもしれないけど、晒し者って印象を持ってしまって。

 

江田くん、急遽決まったと言ってたけど、なかなか決まらなかったのか、元々オファーしてた人がダメだったのか。ちょっと気になる。

若い人ばかり出てるなぁと思ってたけど、役の設定としては江田くんの役は江田くんでよかったのだろうけど。正直見た目がほぼ同世代なので、わかりづらかった(^^;;

 

最後に。あんな奴はあと10回ぐらい殴って晒し首でいいので、幸せに生きてね!!

 

 

【2回目見ての追記】

なおきくんのキャラが変わりすぎと思ってたけどもう一度見たら大人になってもウザくて、変わってなかった。いや、変わってた。大学生の頃はひたすら明るいウザ男だったのに、大人になってからは何かと謝り何かと自分を気持ち悪いと卑下してるネガティブなウザ男になってた。異変に気付いてて友達を助けられなかった後悔かな。逮捕後の独白で、自分の独白をつらそうに見てる江田くん榎。

 

たくとの後悔は、懺悔は、罪は、夏祭りそのひとつ。あの時1人にしてなかったら。告白を企んでそんな自分都合の理由で危険な目に遭わせ、一生残る傷を与えてしまったこと。

 

なおきくん、いい奴だってことはよくわかったけどあのキャラは無理なんだー。ホント小学生にしか見えなかった。大学生ってあんな子供なの?ってもうあまりに遠くて思い出せないや。

 

虫取りくんはやっぱり2度見ても訳がわからない。怪しい人って感じでもないし、何もストーリーに関わってこないし、何よりあの人をみんなで笑いものにするというのが気分良くないんだよね。

 

おじさんは大人なのに隠蔽するって方にいっちゃったのがダメ大人だよね。