偏食観劇屋

色々見たい、偏ったエンタメファン

トッツィー

映画が好きだったから決まって絶対見たいと思っていたミュージカル。想像通りとても面白かった!

設定は現代になっていて、映画の細かいところは覚えてないけどストーリーも現代に合った視点で描かれていた。

男の時のマイケルと女装のドロシー、全く同じ展開になるところがあるんだけど、男は男の話は聞かないのに、女は女の話を聞くんだ…と言うシーンで。そんなこと思って見てたら、後の方のシーンでマイケルが女は女の話を聞くんだって言う台詞があるの。それでやっぱり意図的なんだと思った。

男が女装して女の仕事を奪うだとか、ドロシーにしかわからないことがある(適度な距離を保つための女の苦労とか)とか、そう言うセリフがちょこちょこある。

 

いくさぶろーは前にプリシラを見たことがあるのだけど、あの時はリップシンクのドラアグクイーンだったけど、今回は役の本人しっかり歌うので、歌はかなり満喫できた。一応女性設定で舞台に立って歌うから、ファルセットの高音とかすごくていやぁ酔いました!

 

あと大奥で良かった愛希れいかさん、とても良い!!ドロシーが女装だけに女らしさをわかりやすく出してるのに対して、低い声でかわいこぶらずに行動するその姿がいい対比で良き。

サンディが雑だけどいかにも女の子なのもやっぱり対比があっていいな。サンディと言えば最初のソロのナンバーはいつ息継ぎしてるの??というくらい途切れない歌ですごかった。酸欠になりそうな曲。他のナンバーも曲調のバリエーションもあって、楽しかった。

 

ダンサーだけのショーシーンが何度もあったり、目にも楽しくて。あいりくんもしっかり見てきた。てるいさん、ビリーでは若いなぁって感じだけどこちらではベテラン感あったな。

 

偶然にも昨日今日と役者が役者の役をやる舞台を立て続けに見ることになった。もう一度見たいくらい良き舞台だった。