あいばさんのビジュアル&雰囲気勝負の演技がみたいな。
静かな演技がみてみたい。
きっとものすごい引き込まれると思うの。
あんまりしゃべらせないように…よろしく。
これ、今年の2月に書いてた記事の一部です。
あれから8ヶ月。
望みが叶いました。
以下、ネタバレしてます。
残念ながら私は、ラブストーリーに興味を持てないセンスの持ち主なので違うところで感動してしまった。
何よりも泣けたのは幕が閉じた後。
カーテンコールで最後に客席にお辞儀をするあいばちゃんを見て、涙が出た。
あの人がちょっと前、東京ドームで55000人を感動させたグループの一員なんだとか、
まだ3作目の舞台で、座長としてこのカンパニーを引っ張ってるんだとか感慨深くて。
本編ではあいばちゃんの出てるシーンでは泣くことはなかった。
それはやっぱ前回と同じ。
どうしても思い入れのある人が演じてると、役を見ながらも役者を見てしまい世界に入り込めない。
アダムを追うのとあいばちゃんを追うのと、同時進行しているような感覚で、頻繁に芝居の世界から退場してしまう感じ。
でも今日はその呪縛から逃れた一瞬があった。
なんてことないシーンで、突然あいばさんの声が違って聞こえた。
多分、アダムの声が聞こえたんだと思う。
同じ人の声なんだけど、違う感覚。
あれはなかなか不思議な感覚だった。
でもすぐにまた2人の青年に別れてしまった。
あと10回ぐらい修行したら、芝居を楽しめるようになるかな?
好きなシーンが3つあって。
1つは、最後キャロラインがプレゼントの包みを開けてレコードが出てきたところ。
ああ、悲しみも晴れるんだ、って思って泣けた。
雨の日のお葬式という設定なのでそれもまた「晴れる」んだけど、最初にレコードのボックスが見えた瞬間そう思ってしまったので、雨が上がった方が後になった。
自分には必要がなくなったからとアダムはレコードをプレゼントにして、
結果的にキャロラインに必要なものになってしまう。
2つめは髪を切るシーン。
私の解釈ではあのあたりがラブシーンかな。
髪をなでる、触るってとっても親し気で優しい感じがする。
抱きしめたりキスしたりって別に恋人じゃなくてもやることはあると思うんだけど
(ありますよね??友達とか~??)
髪を撫でるとかって、恋人か親か美容師かだと思うから。
見てて幸せな気分になった。
それとホッケー観戦。
この芝居の中ではあいばちゃんの笑顔がほとんど見れない。
前半はずっとうつむき加減で2階席からは顔もよく見えない。
でもこのシーンで本当に無邪気に嬉しそうな顔をするアダムとあいばちゃんが見れる。
宮田さんはあいばちゃんの笑顔のチカラを良く知ってるんだと思う。
照明を上げなくてもあいばちゃんの笑顔ひとつでぱぁっと明るくなるから
それまでのシーンと幸せいっぱいのシーンのコントラストが凄く引き立つ。
アダムは天使でした、とキャロラインは言うのだけど、あいばちゃんも天使でした。
最後のシーン、真っ白な衣装で本当に天使の羽根がみえた。
……と思ったら実はマフラーだった。
でもこれは私だけじゃないはず。
沢山の人が天使の羽根を見たに違いない(苦笑)
暗転が多いのが個人的には…ですが、いい舞台でした。
ニノミヤのお友達はすごいよね。
そして、智くんにも智くんの新しい魅力を引き出してくれるような演出家との出会いがあるといいなあと、とってもとっても羨ましくなりました。
とりえあえず出会えるまではセルフプロデュースで。
しつこくソロコンを希望します。