見てきました。
特にファンだったわけでもないのにオープニングから涙が止まりませんでした。
きっと彼がまだ生きていて無事ロンドンの伝説を作っていたら、私はこの魅力を知らずに生きていたと思います。
でも私が興味を持たなくていいくらい、ずっと活躍していてほしかったです。
死を通じて彼を知るのはもっとずっと後でよかったと。。
どこまでも拘って作るマイケルとスタッフの姿に、本当に感動しました。
ずっと年下のダンサーと対等にいる彼のあり方にも。
映画の画面から伝わるステージに対する情熱がすごくて、
この人たち、今はどうなったんだろうと思うと苦しくなります。。
失神しそうな勢いで最初のこのステージの観客になっているダンサーたち。
間に合わないよ~なんて笑いながら映像を作ってるスタッフたち。
違う、と言われて分かるように話してと対等にやりあうミュージシャンたち。
冗談じゃなくって、ショック死した人がいるんじゃないかと思ってしまう。。。
茫然自失したまま、今も動き出せないでいる人がいるんじゃないかと。
私はずっと音楽を聴いて感動するっていうのがわからなくて、
大好きな曲はあるけど曲を聴いて涙するっていうのがどうしてもわからなかった。。
だけどheal the worldに出会って初めて曲に感動するっていうことがわかった。
それも歌詞(言葉)だけじゃなくて音(メロディ)が感動を与えるということを知ったのは本当に衝撃でした。
音の高低がどうして人を感動させるのかと…
そうやって出会って、でもそれで終わるはずの人でした。
素晴らしい映画を見た後でも、後だからこそ、まだ思わずにはいられません。
今も生きて、私になど魅力がわからないままであってほしかった。
本当に彼を愛する人たちに囲まれて最高のステージを実現してほしかった。