偏食観劇屋

色々見たい、偏ったエンタメファン

深呼吸する惑星

見てきました。

1番後ろの1番端っこの席。

一般発売では完売だったので、多分キャンセル分で2枚じゃ取れなくてホントに最後の1枚だった。

見に行ってよかったーーーー

この前の虚構の劇団の天使を見た時に、鴻上さんってこんなにスウィートな人だったっけ?って思ったんだけど、今回の本もやっぱりスウィートで、ああそうだよな、恋愛戯曲とか書いてるじゃんと。

私が当時よりずーーーーっと甘いものから離れちゃってただけなんだろうな。

ネタバレごとを。

オープニングのダンスがめちゃくちゃかっこよくって震えた

また喪服っていうのもよかったんだよねー。

ダンスっていうか手の細かい振付けなんだけどなんかめちゃくちゃかっこよかったの

これ見て、ああ頑張ってチケット取ってよかったと思いました。

あとはやっぱり着ぐるみかな?

やるだろうなとは思ったけど、スゴイ嬉しかったぁ!!

筧さんがブランコ的なものに乗ってるのもいいよね、なんか。

映像で出演できなかったメンバーが出てたのも、そういうサービス歓迎です!

一生くんが1人若い役者で出てるのも、すごくよかった。

若いってだけでこっちからしたらもう切なさのツボなんだもの。

恋愛モノ、甘~い!とか言いながら、わたし泣きました。

途中からあの友達は幻覚なんだろうって気が付いたけど、全然関係性がわからなくて。

ネタバレて幻覚の回想シーン。泣ける!

それと「若い役者の切なさ」がMAXだったのが、筧さんと2人のシーン。

鏡に映る20代のまま年を取らない幻覚の一生くんと、ずっと遠くに来てしまった40代の筧さん。

正直私は筧さん側の人だから、なんか色々切なくて涙が止まらなかったデス。

そうそう、ここら辺のエピソードでさいとうかずよしのずっと好きだったが流れて。

「この町を歩けば蘇る16才」に涙。

絶対若いコにはわからないと思うんだよなーー。この感情。

自分が「年を取ってしまった」ことに泣くような年齢になったとは思いもよらなかったですわ。

鴻上さん、なんてことを気付かせてくれちゃったんだろう!!

今年の誕生日の後、初めての方にメールをして自分の年齢を書いてその数字の迫力に戦いたりしたんだけど。

今まで気にしたことなかったのに「うわぁ!すごいな」って思った。

これ受け取った二十歳そこそこのコ、どう思うんだろう?みたいなね

最後の演説シーンはもろに天使でしたね!

って、他の戯曲をあんまり把握してないんですが、スナフキンからの手紙もこんな感じ??

それにその後のシーンがあるのも同じ印象で。

で、その後のシーンがまた涙(T^T)

幻覚の一生くんが筧さんを抱きしめるのが、マジで泣けました。

許されるってなんでこんなに涙を誘うんでしょうね。

10代の頃憧れた劇団が第三舞台でした。

そのころはとてもじゃないけど東京まで見に行くなんてできなくて。

ビデオだって高くてなかなか買えなくて、戯曲を読むばっかりでした。

進学して、2回ほど見に行ったけど熱狂的な時代には間に合わなかった。

だから今回見たのは本当に憧れていたその時のものという感じでもあり、役者さんたちが今の年齢でできるモノを演じてるということでは今のものでもあり。

あの頃と今と、自分に関しても色々思いを馳せてああ、見れてよかったと思いました。

米米は再結成したままだけど、第三舞台の解散は私は支持します。

もう1度、夢見させてくれてありがとう。