偏食観劇屋

色々見たい、偏ったエンタメファン

宝塚BOYS

行って来ました。

もう泣いた泣いた。

1幕始まって早々に爆撃に怯える上原の姿にまず泣いて。戦争キライ。怖い。

そして終戦を告げるラジオの音に呆然とする上原に。

前回も1回しか見てないので、細かい設定まで覚えてなかったんだけど、印象的だったのはラチマサの2top感!

ダンスと歌の平均点で言ったら多分この2人が一番で、実際リードしてるんだろうなって思う。

そういう役者のリアルな関係がちゃんと活かされていて、活かしながらちゃんと芝居であるっていう。

絶妙だな〜と思いました。

マサは予想通り。

もう星野役しかないと思ってたよ!完全に笑う準備してたもん。

思いっきり1人でステージ独占する姿は生き生きとしててバクズグバリューまた見たいなって思った。

かわいかったのは台本をようやく貰ってみんなが集まって読み始めるところ。

まだ馴染めてない星野が入りたいけど入れない・・を稽古場のミラーを隠すカーテンに包まってモジモジ悶々してるのがホントかわいかった!マーク!ってなった(笑)

ああいうのもさ、意志の強さと懐っこさというマサの持ち味を活かしたキャラ設定だよね。

最後のレビューの後、いつまでも泣き崩れてる姿はホント涙涙。

レビューのラテンなダンスもかっこよかった!センターでひっぱって。

ロコへのバラードでタンゴ踊ってたのを思い出したなぁ。

らちくんは最初どの役かわからなかった。

他の方のレポ見てると前回とはかなり印象が違うキャラクターになってたみたいね。

ああいう正論を物怖じなく訴えるような真っすぐな役、本当にハマるよね。

歌が大好きって笑う笑顔がかわいくて。

実質リーダーみたいなキャラクターで、アブちゃんっぽいところもあった。

ABZがあの5人を活かしたキャラ設定だっただけに(中の人が出てるともいう)、今回のキャストに合わせた演出をしてるこの舞台と通じる部分があるのは当たり前だけど。

台本をやってみようってなって、マリーをやる竹内がまーーーーーーかわいかった!!

ぎゃふんだよおおお(//▽//)

竹田役の「運がいいとか悪いとか言って欲しくない」という独白のシーンが本当に堪らなかった。

そんなの本人の努力とは関係ないもんね・・・。

前回見たときはまだ私は嵐の人で。

もちろんJr.のことは考えた、あの時も。

だけど今思うのとは根本的に違うんだよね。

何度も竜くんのことを考えたし、野田くんや幸宏くんを思ったし、今頑張ってる人達のことを考えた。

星野が辞める!と出て行く時に、ここにいてもダメだってわかっていたのに辞められなかったことを言うんだよね。居心地がよくて辞められなかったと。

そんな焦燥感を持って続けている子もいるかもしれない。

そんな焦燥感を持て余して、勇気を持って居心地の良さを振り切った人もいる。

竜くんは間違いなくそうだし、らちくんもそうでしょ。

辞めるには勇気がいるんだよ。エネルギーが必要。

仲間たちとの別れ、場合に寄っては裏切りになるかもしれない。

みっくんが自分が辞めたらメンバーが路頭に迷うと思ったように、自分が抜けたらグループはどうなるんだろう?ってきっと思ったはずだから。

それでも自分のために次に進むことを決断するって、相当だと思うんだよね。

BOYSたちは9年、らちくんはもっと早く次に飛び立った。竜くんは10年頑張った。

そんなことを考えずにはいられない。

報われないまま、大劇場の板を踏めないまま解散が決まったときの上原が切ない。

池田の無駄なことなんて一つもないという言葉に、どうにか自分を説得して夢のために頑張ったその過程を仲間の墓前に報告できると言えた。

舞台に立つことこそが報告になるはずだった。立てないうちは顔向けが出来ないと思っていた。

なんとしてもそこに辿り着きたかったBOYSにとって、夢を追って生きた9年だけを誇りに思うなんて簡単にできないだろうに。

だけどレビューはすごく楽しかったな♪

4作の中で平均点が高いチームだけあって、ラチマサのシンメはホント見応えがあったし。

もう1回見たいような・・・

PZも諦め切れないような・・・

どっちかだよね。

ギリギリ千秋楽までPZ粘って、ダメなら行こうかな。DVDは欲しい!