偏食観劇屋

色々見たい、偏ったエンタメファン

RENT

お初です。

予習も情報なしで、平間くんが出る&前回から気になってたというだけで行ってきました。

こんなにひたすら歌だけだとは思わず溢れるパワーに圧倒されました。

ミュージカルとしての楽曲数はダントツに多いみたいですね。

いわゆる台詞だけのお芝居はほとんどないかあっても短いんだけど、唯一エンジェルの死を悼むシーンだけは歌ではなく台詞の芝居なんです。そこだけシンとした楽器の音のないシーンで、静寂が一層悲しみを伝えてきてボロ泣きしてしまった。

全体としては、歌詞が聞き取りにくいことと社会的背景がよくわかってないこともあり、彼らの抱えてる問題がどの程度の深刻さなのか受信しきれず感情移入はし辛い舞台ではありました。

そんな中、愛や死はわかりやすいのもあるけど伝わってきてグッときたなー。

とにかくね、コリンズ&エンジェルのカップルが素敵すぎた!出会いもなんだか素敵なのよー。

クリスマスイブの夜、コートを奪われて怪我までして震えてたコリンズを見つけたエンジェル。コートを買ってあげる、傷を見せてって。

足の傷に触ろうとしたエンジェルをそっと避けるコリンズ。HIV感染者だから。それにすぐに気付くエンジェルも同じく陽性。

一緒に住もう、レントはいらない、キスを♪って歌うのも素敵。ファンタジーだけどいいじゃない!

エンジェルの可愛らしさとコリンズの包容力すごくて、なんてことないシーンでも寄り添ってて、エンジェルが弱ってきてからも大事に大事に抱きかかえてて…コリンズいいおとこ!

ちょっと感想を漁ったらマークについて言及されてたのをいくつか見たけど、あの子の役はちょっと浮いてるくらいがいいんじゃないかなー?

自分は傍観者だって歌ってるし、ロジャーに仲間が欲しいくせにと言われてるし。人間関係の渦の中に入れずに傍観者になってる気楽だけど疎外感って感じ、すごいわかる。

念願のseasons of loveも聴けたし満足です!