偏食観劇屋

色々見たい、偏ったエンタメファン

イントレランスの祭

鴻上作品って、私の中で複雑な思いがあって躊躇してたんだけど今回のは面白かった。

決着のつけ方がもうちょっと盛り上がって欲しかった気もするけど、案外ああいうのがリアルなんだろうな。

TVでの対決が盛り上がって来た時にこれは何か降るヤツかな?ってふと思ったのだけど、案の定花びらが大量に降ってきてやっぱり!鴻上演出!って面白くなっちゃった。じゃあこの後暗転で、次のシーンではお別れですか?ってなったよね。

お別れはなかったけど急に穏やかなシーンになるのはいつも通りでやっぱり〜〜!!とまたニヤリ。

いいなと思ったのはケンゴが最後にしたたった1人へ向けたアート=ひとをしあわせにすることと、プロデューサーがポツリと言った、あいつらに頑張ってもらわないとまた人間が差別される…みたいな台詞。

移民の問題もあるし、今のストーリーってところもよかったな。たまに古臭く感じてしまう鴻上作品だけど、今回のは笑う所も笑えたし面白かったです。