前回見たのが5日前。
その後の公演でピアノフリップをやったと聞いて居ても立っても居られず、当日券に並ぶことにした。
たった1公演の間に劇的に変化してて、涙がずっと止まらず。念願のピアノフリップを見れた時には思わず立ち上がりそうになった。感涙。
それ以外でも表情が感情についてくるようになったし、自信を感じたし、とにかくイキイキとしてて。諸々のしぐさに本来の上品さというか丁寧さは垣間見えたけど、ビリーのキャラクターを壊すほどでなくコウセイだけがやれるビリー像を体現して、ビリーとして生きていた。
ソリダリティの高揚感をコウセイの中に感じられたのもとても良かった。
あのナンバーはストと警察の対立の激化、ビリーがバレエへのめり込んで行く過程、そしてそれを見守る観客の熱の上昇が相まって最高のナンバーになる。それを感じられた。
そして、アングリーダンス。
それまでの流れもとても良くて、これは期待できるって思った。そしてそのとおり、それ以上のアングリーダンス。
確かにまだコウセイは余力がありそうで。他の子とは違いキッチリピルエットを決めてから倒れるの。みんな遠心力に振り回されて倒れるのに。そういう余力が彼にはある。みんなには満身創痍の振付もコウセイには足らないのかもしれない。
かといってそつなくこなすなんて気配は微塵もなくて全てをダンスと叫びに乗せて燃え尽きた。美しい。事実ダンスが美しい。
エクスプレッシングのイブキが2度も転ぶほど思いっきり踊ったのも良かった。
その瞬間にコウセイが影響を受けたかどうかはわからないけど、そうやってマイケルに鼓舞されてビリーが良くなることもあるんじゃないかなと思った。もちろん他のビリーが何かしらその子の意識を変えることもあると思う。マイケルがビリーに影響受けて進化することだって!きっと。
そしてドリームバレエ。
この前の自信のなさがウソのように素晴らしかった。椅子という小道具も、斜めの床も、コウセイの素晴らしいバレエを邪魔するものではなくより良く見せる味方だよ。
大貫くんと何度もアイコンタクトをして微笑みあって。夢のような幸せに包まれたひととき。
Electricityだって前回よりずーーーっと良かった。なかったら生きて行けないというバレエに対する思い。信頼。自信。
こんなものを見せられてどうしたらいいんでしょう?こんなにも私を惹きつけて離さない。
幸せであり恐ろしくもある。