色々ありつつ2回見てきた。
ロミオもジュリエットも別のキャストで見れて無理矢理だったけど行って良かった。
ひとことで言うと、もうちょっとアンサンブルの見せ場が欲しかったかなぁと。いつもならめちゃくちゃ個性的な振付で群舞があって、それを見てるだけで楽しい！ってのがあるけど、ストーリーが明るくないのもあって、楽しい振り付けがあまりなかったのが。
ダンスシーンと、2人が恋に落ちた後、男女それぞれの部屋で仲間たちに詮索されるのを交互にやるシーンは面白かった。同じセット(たくさんのベッド)で男子のシーンの時は女子はベッドの下に隠れるとか入れ替わりで演じるのが面白かった。
あとロミオと仲良し3人組がとにかく楽しい！
そのうち2人は恋人同士で、片方が殺されるマキューシオ。でも殺すのはキャピュレット側の人物ではなく看守の1人。セクハラ暴力看守。ってなんだか少年たちを思い出す。そもそもセットもそんな感じ。精神病院なのか、少年院なのか。
こいつはジュリエットをレイプしやがるのだ。そしてそのトラウマでジュリエットはおかしくなり、ロミオをティボルトと間違えて刺してしまう。心中でもないし、死んだふりもない。
結構シリアスな展開で、全体的にそんな不安な空気があるので楽しい！ってエンタメでもないのだ。
そういえばとてもいいなと思ったシーンは結婚式のシーン。オリジナルのロミジュリと違ってたくさんの人(施設の子供たち)に祝ってもらうのだ。キャンドルが厳かで綺麗なシーン。
そして2人を取り持つのは施設のオーナーなのか会長なのか、真っ当な優しい女性。
ロミオの両親はこの施設に寄付してる地域の議員なのかお偉方。金は払うからロミオを閉じ込めておけ、みたいな感じで家の恥扱い。それを小馬鹿にするロミオも面白い。
