偏食観劇屋

色々見たい、偏ったエンタメファン

懐古してみる

エンタメにここまでハマったキッカケは間違いなく嵐なので、休止も差し迫ってることだし懐古、回顧してみる。

友達がファンだったのが理由だが、グローブ座にピカンチを見に行ったのがほぼ始まりと言っていいだろう。その前後にコンサート映像を見せられたりもした気がするが、ピカンチとどっちが先だったか今となってはわからない。

初めてこの映画を見た時まあ面白かったのだけど、ニノの印象が強烈だったのを覚えてる。それでその時出てた写真集の記事を読んでますますこいつ何者?!と惹かれた。世の中に対する視点が自分にめちゃくちゃ似ていたから。

私はその視点を人に話したことがなかったのだけど、子供の頃からずっと思っていて、覚えてないことはなかったことと同じ、覚えてない時間は生きてなかったことと同じ、私は自分の記憶がこの世で1番大事だと思っていた。(今も)確かそんなようなことをニノも行ってたんだと思う。

主題歌のピカンチも結構強烈で、未だに人気の高いピカダボよりずーーっと好きな曲なのだ。アイドルってこんなカッコいい曲も歌うんだと驚いた。サビのキャッチーさはいかにもアイドルっぽかったけど。なんでみんなあんなにピカダボが好きなのかわからない…いい曲だけど。

それからようやく友達がおすすめする嵐とやらを見るかーと、苦手なテレビを頑張って見た。頑張らないと見れないのでCの嵐は多分2回ぐらいしか見てないけど。(携帯の契約?のなんかで土下座してるのだけど覚えてる)

で、初めて歌ってるのを見たのがとまどいながらだったかな?これもこれで明るいニコニコしたアイドルのイメージと違ってとても良かった。ニコニコかわいい系の歌ももちろんあるのだけど、最初に触れた2曲がこれじゃなかったらはまらなかったかもしれない。


その年の冬のコンサートは、毎年帰省してる私は無理!と思って行かなかったのだけど、後で振り返るとなんとなくあれはひとつの彼らの分岐点の直前のコンサートだったように思い、見てるか見てないかはその後の嵐ファンとしての立ち位置的に>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>こーんな差があると思ってる。その点では後悔は、ある。


コンサートにはその次の年に初めて行き、またここでカルチャーショックを受けた。あまりにコンサートが楽しかったから。

元々私が好きだったアーティストはC&Rをやるような人たちで、ファンは本人と一緒に踊ったり、本人と同じ衣装を作ってコスプレしたりと、一緒に参加して楽しむコンサートをやる人たちだったのでなるほどこれは親和性高いなと思った。

なんでかそのグループのボーカルはキムタクが好きみたいで対談までしたのだけど、好きになる理由がわかった気がした。

コンサートの楽しさのひとつはどんな席にいても花道を縦横無尽に駆け抜けて近くに来てくれることでもあったし、華やかな衣装とセットでもあったけど、歌う曲のジャンルが固定してないこともある。

いまだに自作自演過ぎるジャニーズはあまり好きじゃないのだけど、その理由はアイドルって他人によって自由に料理され得るところに面白さがあると思ってるからだと思う。ハウズのアルバムは当時それしか持ってなかったこともありめちゃくちゃ聴きまくったのだけど、自作自演アーティストでは味わえない幅の広さがとにかく良かった。


それですっかりファンになって、ちょっとずつCDを買い集めたり、苦手なテレビを録画して見たり(当時は残すという発想がなく見たら消してた( ;∀;))、次のためにうちわを作ったりずぶずぶと沼に落ちていった。


もうひとつ後悔と言えば、たまアリの握手会に行かなかったこと。その日コンサートにも行ったはずだけど、朝早く起きて行くところまで気持ちが向かなかった。友人が行こうって誘ってくれてたら行ってたかなあ。あれ以来結構フットワークは軽くなったと思うからよほど後悔したんだろうと思う。今じゃ、ロンドンにいるんだからリパプールぐらい行ける!と日帰りするくらいなのになんで埼玉ぐらい行けなかったんだろ。