偏食観劇屋

色々見たい、偏ったエンタメファン

エンジェルスインアメリカ

公演始まっても決めかねてたのが、なんか突然やっぱり見るべき!と思ってチケット確保して、通しで見てきた。

NTLの時、万全で行かなくてウトウトしちゃったから話についていけなかったのだけど、フルでちゃんと見ても、人になかなかストーリーを説明しづらい類の舞台だった。ただペレストロイカの半分ぐらい終わった辺りで突然、これは冒険物語なんだ!とひらめいた。移住とか移動とか海を渡るとか、そんなセリフがたくさんあったからかもしれない。AIDSと愛と生きづらさを生き抜く話ではなく冒険なんだと。南極にだって天国にだって行くんだし!

チェルノブイリの話まで出てきたことを完全に忘れていた。苦い水、そうそう、それだ。

 

ラストシーンの祝福がどのシーンより感動して美しかった!カタルシスがあった。

どんなに辛くても生きたいか、と見ながら自分に問うて、侍女の物語の世界なら死にたいなと思い、でも主人公は生きたな、と答えは出なかったけどそんな世界が来ないように今生きなければなどと考えていた。