偏食観劇屋

色々見たい、偏ったエンタメファン

ロジャースハート

見てきた。

キャストが少し変わって演出もかなりお芝居の部分がコンパクトになりほぼ歌いつなぐ感じの舞台になっていて、コンサートっぽいというかショーっぽいというか。深く考えず歌と踊りに身を任せる感じで楽しんだ。

林くんと寺さんの歌は文句なしによい。こりゃミュージカル界で重宝されるわけだと思った。こういうの見てると決して事務所があの手この手で推したからではなく、やっぱり本人が本人の力で得た地位なんだと実感した。汚い手を使わなくても彼らはきっと頭角してただろう。

中河内くんも、もはやABZで1番歌えないメンバーと言われてたことが嘘のように伸びやかに歌ってて、全く聞き劣りしない。しかもダンスは素晴らしく良きで最近なかなか見れないジャズ系というかシアター系の振付にかなり満足した。こういう時の林くんも寺さんもめちゃ良いので、目が足りない。

藤岡くんはダンスの時はスーッと消えて歌の時に本領発揮するのがちょっと面白い。で、泥酔ソングがまあ上手くて上手くて、ああいうのは本当に与える人じゃないと楽しめないよなぁと思った。酔っ払って乱暴に歌うのがそれなりの技量だともう成立しないもんな。どなっても呂律が回らなくてもふざけてても上手いから聞き応えがある。

 

次々と変わる衣装と背景なんかも目に楽しくて、ストーリーはあるような、ないようなだけど楽しかった。