偏食観劇屋

色々見たい、偏ったエンタメファン

レイディマクベス

なかなかどう捉えたらいいのかわからない舞台だった。何か色々示唆してるように思うのだけどわかりにくくて見方がわからないというか。

マクベスとは全く別の新作という感じで、一応3人の魔女とか女から産まれただとか山がだとかいう台詞はある。

終わらない戦争の方がストーリー上も台詞でも多いのでそこがメインストリームなのかなぁと思いつつ、それ以上の深みにはゆかず、子供を産んで出世を絶たれたこともそこまで深い恨みにもなっておらず、王位の継承をどうするかのところでもはっきりしない。

なんというか、なかなか前に進まない話たまたまたらいいのか。停滞感みたいなのはすごく感じる。

 

台詞どうするの?と思ってたけどマクベスは病んで無口な設定なので、なるほどと思ったがやはり日本語台詞がぎこちなく、入り込めなかった。訛りがあることは別に良いのだけどお芝居の台詞にまで持ってくるのは難しいかもな、と。

途中英語で捲し立てるあたりは感情が迸り、また夢の中という設定のようで、すんなり落ちてきたのだけど。

 

ただ天海祐希は美しくて、そして膨大な台詞量を後半はほぼ1人でこなし、凄いな、という印象は強烈に残していった。

アダムクーパーの美しさもまたしかり。